
話題のニュースを追いかけていると、「Linux」という単語に出くわすことがある。たいていがIT関連ニュースなので、意味がわからなくても困らないかもしれない。しかし、実はLinuxは私たちの生活に徐々に浸透して来ている。
例えばNECの携帯電話やソニーのカーナビにLinuxが使われていたり、自治体を中心にパソコンをLinuxに置き換える動きが進んでいる。銀行のシステムがLinuxで作られているなどという話もちらほら出てくるようになった。
このLinuxという代物、いったい何なのであろうか?
そこで今回はちょっと真面目に、Linuxとは何なのか、どんなふうに使われているのかを、解説しようと思う。

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Firefox 3がオフラインストレージ用にSQLiteをサポートという記事が話題になっている。
SQLiteはデータベースシステムの一種だが、普通のデータベースと違って、プログラム内部に組み込んで使うのが特徴。
これで何ができるかというと、簡単に言えば、ウェブブラウザで動くプログラムであるJavaScriptで手元のパソコンにデータを保存しておけるようになる。現状のJavaScriptはデータの保存手段がAjaxと呼ばれるサーバと通信してデータを送ってもらう仕組みしか無い。そのためインターネットに繋がってなければデータを呼び出すこともできなかったのだが、Firefoxに内蔵されるSQLiteにデータをコピーして保存しておけば、回線を切ってもデータが呼び出せるというわけだ。
これによって、Gmailなどのウェブメーラーをオフラインでも使えるようになったり、はてなブックマークやdel.icio.usなどのオンラインブックマークもオフラインにコピーを取っておいて、高速に読みだせるようになる(かもしれない)。
ますますウェブアプリケーションが便利になりそうだ。