2007年06月21日 17:56

ミラクルダイエット薬とその代償

 
ダイエットと健康 - livedoor Blog 共通テーマ ダイエット写真 ダイエットをしたいと言う人の意気込みたるやすごいと思わせる記事を見つけた。 うんちをパンツにもらしてしまう副作用があるダイエット薬があったとしたら、そんなの売れるだろうか。 売れないだろうな。 下痢とかうんちとか困るよなぁ。 と、思いきや実際にそういうダイエット薬があり、売れに売れているのである。 下剤というわけでもない。
先週の木曜日にアメリカで認可されたこのミラクルダイエット薬、名前を「alli」という。 今流行りの小文字スタイルだ。 いったいこの薬はどういう働きをするのであろうか。 下痢や便とは言うものの、下剤の働きをするわけではなく、なんと摂取する食事の脂肪の25%を体が吸収しないようにブロックしてくれるらしいのだ。 当然身体は25%もの脂肪を排出するようにもともとデザインされていない。 そういうわけでこの吸収されなかった脂肪が思わぬ形で排出されてくるということらしい。 さて、思わぬ形でとはどういうものか。(ここからは食事中の人はお控えください。) 「ガスが出るたびにスプレーされる油分のしみ」 だとか、 「コントロールできない便意」 だとか、 「限りなくゆるいオイリーな便」 だとか、 副作用がどうも美しくないのである。 では、この副作用を避けるためにはどうしたらいいのか。 簡単である。 「脂肪分の少ない低カロリー食事ダイエットをする」 要は脂肪分の多い食事制限をすればいいのである。 「alli」のサイトにも、十分な効果を得るために、「低脂肪で低カロリーの食事」を推奨しているが、そんな食事ができるなら、この薬もいらないわけで、面白い堂々巡りのような気がしないでもない。 元々は超肥満でもう健康を脅かされ、医学の力を借りるしかない人にとっては最適という薬であったようだが、ドラッグストアにこの魔法の薬が置かれた瞬間、「超ナイスバディ」になることを夢に描いて買いに来る女性たちで殺到である。 もちろん彼らは、超肥満でもなんでもないらしい。 世間はまだまだ「細身」になることに固執しているようである。 しかし、やせるために「便意のコントロールを失う」という犠牲。 痩せるためにはなんだってできる昨今だが、とうとうここまで来たのかとそう思う。 購入を考えている人は、下着を一緒に買い足すのをお忘れなく!
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