全米レコード協会RIAAが無実の人を訴えて逆に復讐されている

日本でも著作権ゴロ著作権管理団体(JASRAC)の暴走がよくネットで報じられていますが、アメリカの著作権ゴロはもっと暴走してるみたいです。なんと無実のおばさんをP2Pで音楽をダウンロードしたとして訴えてしまったとのこと
詳細は以下の通り。
RIAAが不正調査で訴えられるという記事で述べられているのは、クラインさんというおばあさんが、P2Pファイル共有ソフト(有名なWinnyのようなものです)で音楽を不正にダウンロードしたとして、RIAAに訴えられたというお話。
もちろんP2Pはおろかパソコンもほとんど使わないクラインおばあさんは無実。そんなので長年働いてきた貯金と雀の涙の年金から4500ドル(50〜60万円)もの賠償金を捻出させられるのではたまったものじゃありません。そこでRIAAを訴え返しているそうです。
関連記事にあげられてるレコード会社vs市民というサイトの記事には、もっとひどい話が載っています。RIAAのずさんな調査のせいで、まったく無関係のオレゴン在住の41歳の女性にいきなり手紙が届いて、RIAAに「お前音楽をダウンロードしただろ。数十万ドル(数百万円)を支払え。さもなければ訴えるぞ」と言われたそうです。
しかも彼女は身体障害者で、ただでさえ生活が苦しいのにストレスでボロボロ。8歳の娘もいるというのに、ショックで言葉が話せなくなるなどの症状がでてる様子。もちろん音楽をダウンロードなどしたこともないし、ダウンロードされたとするGangstarなんて音楽に興味も無ければ、ログインネームとされる"gotenkito@kazaa.com"なんて名前にもまったく身に覚えも無いそうです。
さらにひどいことには、彼女が音楽をダウンロードしてない事を認めた上で、他の訴訟にも影響が出るとかいう便所のゴミムシみたいな理由で請求を取り下げず、まだ彼女にお金を要求し、結局告訴したとのこと。こんなので生活を破壊されてはたまりません。
さらにはこうしたRIAAの調査には、Media Sentryという会社をつかっており、この会社がスパイウェアの類をユーザーのパソコンに送り込んで調査しているという疑いもあるようです。それをもって訴訟も起こしてるとのこと。
こんなずさんな状況があるというのに、まだ著作権を強化しようなどと言ってる人たちは地獄の劫火に投げ入れるべきでしょう。次に訴えられるのはあなたかもしれませんよ?