世界に数台、激レア「フオリセリエ」の特別なフェラーリTOP5

イタリア語で「フオリ・セリエ」というのがあります。英語で言うとワンオフ、要するに一点ものとか小数生産という意味です。そのフオリセリエの特別なフェラーリばかり集めたユニークなフェラーリトップ5というページがありました。どれもこれもかっこよすぎて気絶しそうですが、値段は気絶じゃ済まなそう。
詳細は以下から。
Ferrari P4/5

まずはかのコマンダトーレ(指揮官)の名で呼ばれるフェラーリ創始者エンツォ・フェラーリの名をそのまま付けられたエンツォ・フェラーリベースのカスタムカー、フェラーリP4/5ピニンファリーナです。
アメリカ人フェラーリコレクターJames Glickenhaus氏のために作られたオーダーメイドだそうで、ベース車両のエンツォだけでも値段は1億円をゆうに越えます。

後ろ姿がかっこいい。マシン下面の空気の流れを速め、ダウンフォースを高めるためのデュフューザーが見えます。
YouTubeには動画もありました。
Ferrari P4/5 by Pininfarina Hi-Speed Testing in France Ferrari P4/5 Test Driveエンツォよりも200kgほど軽量化されてるようですが、それでも世界中で動くGPSやiPod Nanoシステムなどいっぱいオプションが付いてるそうです。
Ferrari 612 Kappa

お次ぎはフェラーリ612カッパー。612スカリエッティがベースで、アメリカのフェラーリファンでニューヨークのセレブリティ、Peter S. Kalikow氏のために作られたワンオフものだそうです。4シーター・グランツーリスモをフェラーリで希望した結果、こんな風になったんだそうです。

これもお尻がかっこいいですねえ。

ブレーキランプがとても特徴的。

ひゃあ〜、すっごくきれいなシートです。
Ferrari GG50

3つ目もスカリエッティベース。イタリアのデザイナーGiorgetto Giugiaro氏のために作られたフェラーリGG50です。氏のカーデザイナー生活50周年を記念して、フェラーリ現社長ルカ・コロデロ・ディ・モンテゼモーロ氏の特別のはからいで作ることが許されたモデルだそうです。
フェラーリ全モデル中唯一のハッチバックモデルだそうで、F1でおなじみのパドルシフト搭載。
2005年の東京モーターショーで初公開されたようですね。今はGiugiaro氏がトリノの街で乗り回してるそうです。

やはり屋根からリアにかけてが美しいラインですねえ。

どうしてこうフェラーリはお尻がいいんでしょうか。
Ferrari Zagato 575 GTZ

こちらは日本のフェラーリファン、林良至氏の注文で作られたモデルで、575GTBベースだそうです。1956年の名車フェラーリ250GTZベルリネッタをイメージして作られた模様。

やっぱりお尻がイイ。

まるっこくてかわいいですねえ。
Vandenbrink 599 GTO

最後はフェラーリ599GTBフィオラノベースのヴァンデンブリンク599GTO。3人が注文して5台生産されたらしいです。60年代のレーシングカーで流行ったカムテールと呼ばれるすっぱり切り落としたようなお尻が特長。前後輪の後ろに排気口があります。
ホンダNSXと同じく、アルミニウムボディでできてるそうです。
作ったのはオランダ人のAlwin Heitbrink氏で、多くのクラシック・フェラーリをリストアしてることで有名な方だそうです。

角度によってかわいくもかっこよくも見えますね。美しい。

ここの角度からだとカムテールがよくわかります。
いやはや、どれもすごいですね。こんなものを注文できるくらい偉くなりたいものですが、足なんて飾りだということがわからなくならないように気をつけましょう。