2007年07月13日 13:59

病気から退院したら夢がかなっていた男(ちょっといい話)

 
ロータス レストア1

スポーツカーのエンスー(車の熱狂的マニア)が病気で入院してる間に、彼に内緒でネットの友人たち数百人が企業まで巻き込んで、ロータス・エスプリをレストア(古い車を新品のように復元する事)してしまい、それを見た本人が驚きのあまり泣いて、感激しすぎて気絶してしまったそうです。

ロータス・エスプリといえば、70年代の、スーパーカーと呼ばれていた時代の車でして、まさに往年の名車というか、007のボンドカーの事だよ、と言えば「ああアレかぁ」となる人も多いんじゃないでしょうか。プリティ・ウーマンや氷の微笑なんかにも登場しているんですね。

ええ、全部Wikipediaの受け売りです。

コトの顛末は以下の通り。

BBC NEWS によると

イギリスの36歳の男性 Simon Pritchard氏は、25年物の古い車をレストアさせる計画を立てていたが、病気になってしまった。

WEBサイトでロータス・エスプリ フォーラムのメンバー達がそれを聞きつけると、彼らは修理の為の寄付と時間を募った。

元々のPritchard氏の計画では、18ヶ月と25,000ポンド(約600万円)かかる予定だったが、この友人達は実にたった5週間で成し遂げたのだ。

Pritchard氏は元々、ライター症候群(非特異性尿道炎や下痢に続いて関節炎を生じるものであり、尿道炎・関節炎・結膜炎を三主徴となす。)という病気の悪化で、時々発作を起こしていた。

彼はまた肺にも疾患を持っていた。

それらの闘病生活を乗り越えて、彼はなんとしてもこの車のレストアをするぞと、WEBサイトで助言や質問をしながら頑張っていた。

このWEBサイトを運営していてる Andy Betts氏は、
「彼は具合が悪いのに、なんとかレストアをしようとしていた。」
「ある日彼に電話をしたら、妻が出て彼は入院中だという。そこで、なんとか彼を助けてあげられないかな、と考えたんだ。」

ロータス レストア2

Betts氏は、まずPritchard氏がWEBサイトにアクセス出来ないようにした。そして、WEBサイトの3800人のメンバー達に、ヘルプしてくれる人がいないか募集をした。

寄付金や車のパーツがたくさん届き、奥さんの協力も得て、5週間後には2000時間の労働を、遠くからはるばる来たメンバー達によって投入された。寄付金は遥かUSAからも届き、ロータス社のサポートも得られた。

ついにPritchard氏の車は、かつての栄光の頃の姿を取り戻したのだ。

ロータス レストア3

Pritchard氏
「車は友人のTroy Halliday氏のガレージにあると思っていたんだ。」

「ところがTroyは、エンジン動かそうと車を動かしたから、取りに行くって言うんだよ。

「でもまさか20マイルも離れた所にあるとは思いもしなかったよ」

何百人もの人々が最終的に計画に関わったので、Pritchard氏 が車に再開した場所は、Club Lotus annual track day という所だった。

ロータス レストア4

Pritchard氏
「ピットのフェンスまで連れていかれたら、大勢の人に囲まれていたんだ。」

「そこには赤い車が2台あって、フェンスの前で立ち止まってナンバープレートを見た時に気づいたんだ。」

「あまりに感激して、赤ちゃんのようにおいおい泣いて、そして気絶しまった。」

「協力してくれた人達には、とても感謝しきれなくて、なんてお礼を言っていいのかわからないよ。」

「自分の中で、人の心っていうものに対する信頼こそがレストアされたんだ。」

( ;∀;)イイハナシダナー
 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見 TB
 
コメント欄を表示する(1)
この記事へのトラックバック
1. ちょっといい話)退院したら夢が叶っていたカーマニア  [ バイクブログ・それって本当に本当? ]   2011年12月04日 16:18
ちょっといい話)退院したら夢が叶っていたカーマニア
トラックバックURL
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。