無職の夫婦が毎年1千万円の援助と1億円以上の豪邸を政府から提供されている
イギリスのある夫婦が、12人の子供を養っているというだけで、働かずして国から1億2千万円程の豪邸と1100万円程の年収を援助されているそうで。
記事文、豪邸の写真は以下より。カールとサマンサ・ギレスピー夫婦は、サマンサの連れ子が5人と、2人の間に二組の双子を含む7人の子供が出来、子供は計12人という大家族。現在は住宅バブルで暴沸中のイギリス住宅事情にも関わらず、一銭も払わずに50万ポンド(約1億2千万円)相当の豪邸を提供されている。
さらには、この夫婦は二人とも全く働いていないが、政府から驚嘆の年収4万4千ポンド(約1100万円)分に相当する援助を受けている。
この豪邸に移り住むようになった理由も、前に住んでいたベッドルーム5部屋の家が、一番下の子供がライターで遊んで火事を起こし、焼け落ちてしまったため。
なぜこの夫婦が働かないかという質問に対しては、「子供達の世話がフルタイムの仕事であるため。そして、働いて得る収入より働かずに得る福祉のほうが多いため。」
カールは、スーパーの棚卸の仕事をする予定だったが、週給が300ポンドなのに、働いてしまうと福祉が400ポンドカットされるため、働く方が収入が減ってしまうのだ。
この夫婦にたいして、近隣の住民やマスコミは、ハイエナみたいな家族が50万ポンドの家を政府から搾取しているといった、かなり非難的な論調である。
無責任に子供増やした結果、働きもせず他人の税金によって悠々自適なリッチな生活を送れるなんて、必死で働いてる身からすれば、ふざけんな、といいたくもなります。
実際イギリスの税金は偉い高く、シングルマザーなんかは、下手に働く方と、高い福祉援助がカットされてマイナスになるという、ばかばかしい状況が珍しくないそうで。明らかにイギリスの福祉制度には矛盾が存在していると思われます。
しかし、さすがにこのケースは極端過ぎるとはいえ、日本と比べてみたとき、イギリス人アホだなと笑ってられるかは大いに疑問が残るところです。
現在の日本で重大かつ致命的な問題といえば、言うまでもなく少子化の問題。急激に高齢化と少子化が重なってしまえば、年金問題はおろか、経済的にも物理的にも、極端な高齢化社会によって破綻してしまうのは明らかなわけで。
なんで少子化になってしまうかは非常に簡単な話で、子供を養うと、それも2人3人と増えれば増えるほど、生活レベルは確実に落ちこんでしまう為。
給料の安い若いうちに子供を作ると、それだけで生活がアップアップになる。>そりゃ晩婚化にもなります
子供は欲しいけど、住宅、食事、趣味や娯楽に使えるお金を切り詰めるくらいなら、子供は独りでいいし、せいぜい2人まで。>子供を作らない人も多いため、子供3人以上の家庭がないと少子化は進む。
長いスパンで国や社会を支えてくれるのは多産な家庭にも関わらず、経済的に苦しい生活を強いられるのはその多産な家庭で、独身や一人っ子の夫婦は1ランク2ランクも余裕のあるいい暮らしが出来るというのが現状。
これで少子化をどうにかしようなんていっても、かなり裕福か、よほどの子沢山好きでもない限り、子沢山なんて貧乏くじ引くようなものでしょう。
独身や子供がいない場合、むしろ生活が苦しい、もしくは損してるなと感じるような制度で、子供のいない人が、子供のいる家庭を援助するようなシステムにならないと、少子化は止まりません。
とはいえ、今の日本でイギリスのように子沢山なら単純に援助なんてしてしまうと、育児能力が足りないのに見境なく産むDQN親が増えるのは想像に難くないので、欧米並みの幼児虐待を防ぐ環境作りが同時に必要でしょうけど。
これが50万ポンド、8ベッドルームの豪邸