完全究極のダイエット「カロリースカウター」を身につける方法

GIGAZINEさんの記事で紹介されてる120kcalの食べ物の写真いろいろですが、決してこれは好奇心を満たすためのものではないと思います。これはたぶん、本当にダイエットするための道具でしょう。
今回はすべてのダイエッター必見。これを読まずしてダイエットするなかれ、という感じで詳細は以下。
実はあのような「一定カロリー量の食物を列挙」というのは、ダイエットの基本なんです。日本の場合は80kcalを1単位として数え、1600kcal制限なら1日に20単位を摂取する、という感じにカロリー計算をするんですね。
もちろんただ20単位取るのではなく、炭水化物を11単位、果物を1単位、肉魚類を4単位、乳製品を1.4単位、油物を1単位、野菜類を1単位、調味料を0.6単位、というように数えて合計20単位にします。
1単位80kcalの食物がどれくらいの量なのかというのは、糖尿病食事療法のための食品交換表に、種別ごとに詳しく載っています。
例えば豆腐は、もめん豆腐なら100g、きぬごし豆腐なら140gが1単位80kcalになります。ご飯なら55g、パンは30g、パスタは乾麺で20gが1単位です。
注意しなくてはならないのはチーズ類で、これは乳製品ではなく肉魚類として計算します。製造工程で変質してるので、タンパク質中心の食物になってるのですね。25gで1単位になります。
このようにして、どの食物がどれくらいで何単位かというのを、日常の生活の中で覚えていきます。そうしてだんだん慣れて来ると、料理を見ただけで肉が何単位、ごはんが何単位と、まるでドラゴンボールに出てくる戦闘力を計る機械「スカウター」のように、料理の戦闘力、じゃなかった、カロリーが見えるようになるのです。
この「カロリースカウター」が身につけば、外食でも自炊でも、すぐにカロリーが計算できるようになります。自分がどれだけ食べているか、まずはこのカロリースカウターを身につけて計算できるようになりましょう。
ただし、あまりに低いカロリーを設定しないようにしてください。先ほど挙げた本は糖尿病患者の為のものなので、1400kcalや1600kcalのメニュー例なども載っていますが、普通の人はそこまで低くする必要はありません。また、仕事など日常の生活によっても必要なカロリー量は変わります。また運動も当然の事ながら体重が重ければ同じ運動をしてもその消費カロリーはぐっと上がります。
日本人の平均的な1日の摂取カロリーは、Watersheds of The Worldによれば、2500〜2900kcalほどだそうです。また、やはり貧乏人は合理的でないのかもしれないよ。という記事によれば、インドでは1日の摂取量が2250kcal以下だと「貧困者」と定義されてるそうです。
いまだに「食べなければ痩せる」と思い込んでる方も多いようですが、決してそんなことはありません。無理に食事を絶っても筋肉が落ちて体重は減ったように見えますが、その分基礎代謝が落ちて太りやすい体になるのです。
本当のダイエットとは、生活習慣、食事習慣の改善です。それは1ヵ月や2ヵ月やれば終りというものではなく、一生をかけて続けて行くものです。
ですから決して無理をせず、食べたいものはおいしく食べて、1日食べすぎたら数日かけてその分を取りもどすようにしましょう。
なにより、健康あってこそですからね。
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