2007年08月15日 13:04

収拾(集)がつかなくなってきている中国製品

 
怒るセサミストリート ここのところ、連続して出る中国製の欠陥品などのニュースに、もう「安かろう」「悪かろう」は嫌われつつあるようだ。 米国大手おもちゃメーカーのマテル社の製品が回収されたニュースがでていたのは記憶に新しいが(と言ってもつい先週)、そして全く予想通りに欠陥品を輸出していた中国おもちゃメーカーのCEOが首吊り自殺。
このあたりはいつもの中国、今までの中国と言う感じである。 反面、安全性に厳しいマテル社では事態を深刻に受け止めている。 元々マテル社と言えば質が売りの会社であっただけにかなりのショックを隠し切れない。 マテル社のCEOは失望と怒りをあらわにしながら、これからの対応について説明をしている。 ポーリーポケット 去年の11月にポーリーポケットというままごとセット250万個の回収を行った。そのときからそこについているマグネットが外れてしまうという400件ほどの報告があり、現在700万個の回収を行っている状態である。 過去には、マグネットを飲み込んでしまった子供の腸をバッテリーが貫通してしまい手術にいたった事件も報告されている。 その他玩具の塗料が鉛を含んでいた件についても、マテル社が全く認可していない塗料を中国側で勝手に使用していた模様。 この回収はマテル社には非常に大打撃でかなりの数に上る模様。 ポーリーポケットだけで730万個(うち240万個は去年回収済み) セサミストリートもので150万個 犬のままごとセット100万個 バービーアンドターナープレイセット68万個 バットマン34万5000個 ミニカー253000個 これが米国内だけなので、世界のを合わせるととんでもない数になる。 問題は世界のおもちゃの80%は中国で作られているそうで、このマテル社の回収のニュースを見ながら、他のおもちゃ会社は震え上がっているに違いない。いや中国に下請けをさせている会社は全部ビクビクものかもしれない。 普通に考えてマテル社のおもちゃだけ不良品で、他の会社の製品はすべて万全を期されていたとはとても信じがたいのである。 ついでにこちらはおもちゃではないが、Nokiaのバッテリー4600万個が欠陥品であることがわかったと14日付けのニュースに出ている。 こちらは松下電池工業株式会社が電池の取替えを呼びかけている。 バッテリーと言えばノートパソコンのバッテリーの件でも去年警告が出ていたが、おもちゃといい、バッテリーといい、安いとは言えとにかく世界は中国に製造を投げすぎではないだろうか。 現在おもちゃの8割が中国で作られている。いわゆる家の中のおもちゃの80%は中国から来たということになる。 実際おもちゃ以外も80%くらいありそうなくらい製品の裏を見れば「Made in China」という言葉がどこにでも見受けられる。 さて、これから中国はどうするのであろうか? いったん悪いレッテルが貼られると並の努力でははがしにくい。 今やアメリカでは中国製品に危機感をかなり感じているので、ここから中国はかなり苦しい状況に陥ることは間違いない。 中国の危機的ニュースはなぜか日本では人気であるが、中国の危機そのものにも危機を感じるのは私だけであろうか。 〈参考〉 http://edition.cnn.com/2007/US/08/14/recall/index.html http://service.mattel.com/us/recall.asp http://www.nytimes.com/pages/business/index.html

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古森 義久
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