オタクはお退きなさい、ネットはもう女性が幅を利かせてるのよ

英国Times誌に女性のウェブ利用者がかなり幅を利かせ始めているという記事が出ていました。
ギーク(Geek)というのは英語のスラングでパソコンなど機械に強いオタクという意味です。確かにインターネットはギークたちが作り上げて来たものですし、今でも最前線にいるのはギークたちです。
ところがこのTimesの記事によると女性ユーザーのほうが実は長くネットを使うようになってきているというのです。詳細は以下より。
もちろんこれは英国のニュースなので英国内における話ですが、Ofcomの発表によると、25歳から49歳の女性は現在インターネットに費やす時間は男性より多いとされています。特に25歳から34歳のグループはかなり時間をネットに費やすようになってきました。
特に女性に人気なのがFacebookやBebo、そしてMySpaceなどソーシャルネットサービス関連のサイトです。いつの時代もコミュニケーションに手間をかけるのは女性なのでしょうね。 情報収集、おしゃべりの場として、女性中心に利用されています。
MSNなどでも、例えば健康というジャンルは女性ユーザーが78%占めるなど、部分的には女性のほうが多い事も少なくないようです。 ただし年配になるほど男性のユーザーが増える傾向にはあるようです。
女性に人気のサイトは以下のようらしいです。
1.Google (1800万)-ユニークアクセス2.MSN/Windows Live(156万)
3.Yahoo!(100万)
4.BBC(88万200)
5.Facebook(85万5000)
6.eBay(83万9000)
7.MySpace(72万2000)
8.Microsoft(70万2000)
9.YouTube(65万4000)
10.Google Maps(65万4000)
さて、日本でもmixiを筆頭に、女性比率の高いサービスが増えています。数年前にも、小中学生のインターネットコミュニティであるぱどタウンのユーザーたちの、ギークたちからは考えられない行動の数々は、そのもの珍しさから大きな話題になりました(参考リンク)。やはりそれは女性的な感性で作られたコミュニティであるためで、実際にぱどタウンの主要なユーザーたちは小中学生の女の子たちでした。そこで多く見られた「読み逃げ禁止」などのコミュニティローカルなルールの数々も、やはり女性比率の多いmixiにも存在してるという話になってニュースになったのは記憶に新しいところです。
まだ日本ではGoogleなどの検索エンジンまでもが女性に人気、ということはないようですが、もしかするときちんと統計を取れば女性が多いのかもしれませんね。
ネットの世界には女性の大好きなショッピングやおしゃべりの場がたくさんあるので、女性中心のネットコミュニティが随所に見られるようになっても、全然おかしくなさそうです。
となると、ギークたちにはたくさんいるという、殺伐としたネット社会を好み、インターネットの技術を理解せずに感性だけで使ってる人間を攻撃してしまいがちなモヒカン族との争いが今後激化していくのでしょうか?