海がカプチーノのように泡だらけ
あたり一面、泡だらけ。
ふわふわです。 これ一体なんだと思います?
映画の撮影かなと思いそうですが、実は自然現象でこうなっているのです。
シドニーの北の浜辺に泡の大群が押し寄せて、サーフィンしていた人も瞬時に泡にまみれてカプチーノ海岸となりました。
この泡はビーチ全体を覆ってしまい、近くの建物も半分ほどうずもれてしまっています。
10代のサーファーの子達が波を待っていたところ、瞬時に泡風呂になってしまいました。 泡は非常に軽く、吹くとすぐ飛んでいってしまうそうです。
泡は30マイル(48キロ)にも及ぶほど太平洋に続き、同じ現象が起こったのは30年以上前のことだそうです。
科学者によると泡の発生は海の不純物が混ざり合ってできるものらしく、海水の塩分、化学薬品、枯れた植物、分解した魚類、海藻類の腐敗物などが強力な海流によって泡立てられてできたものとしています。
出来た泡は互いにくっつき会って、水面下で海流によって浜へ流されていきます。
波ができる動きにあわせて、表面にどんどんと泡だっていきます。そして波に乗って浜辺へと押しやられていきます。
ちょうどミルクシェイクを作る効果と同じだそうで、波や海流の力が強いほど泡立ちが強く、泡が軽くなっていきます。
毎日浜辺に来る12歳のトム・ウッズ(Tom Woods)は2歳の頃よりサーフィンをしているそうですが、その日の午後は泡に飛び込んで遊んでいたそうです。彼は、「まるで雲か空気のようにほとんど何も感じないくらいで、変だった」と言ってます。
超バブリーな海岸ですね。見るからにおもしろそうで、バブルバスそのものですが、この泡で地球の汚れも落ちたりしないもんですかね。
Cappuccino Coast: The day the Pacific was whipped up into an ocean of frothより
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