2007年09月15日 09:04

踏んでも安心のガム発明される

 
ガムが足にくっつく 運悪くガムを踏んでしまって嫌な思いをしたことはありませんか。 ガムの粘着性から、現在まで清掃する人を散々泣かせてきた困りモノでしたが、もしかしてガム掃除の苦労に終止符が打たれるかもしれません。 イギリスのRevolymerという会社が靴や道路などにくっつかないガムを発明しました。
欧州安全衛生テストにさえ合格すれば、来年には店の棚に並びだすかもしれないと伝えています。 ガムの清掃は長年の間、大きな社会問題となっていました。 ロンドンの役所が発表したものによると、ガムの取り除きだけで、年間10万ポンド(約2300万円)ものコストがかかっており、この新しいガムが発売されることになれば、清掃にかかっていたコストをかなり削減できます。 Revolymerによると、従来の原材料に別の原料を混ぜ合わせることで、粘着表面からガムをはがしやすくなるということらしいです。 材料はポリマーと呼ばれる長鎖分子から化合されたもので、親水性と疎水性の両方の性質を備え持ちます。 疎水性がガムとしての原料を混合させるのに適している一方で、親水性が粘着を抑える役目を果たすようです。 すでに何度か試験を繰り返し、最近のテストでは4つのタイプの歩道で、従来のガムが数日くっついたままなのに対し、この新ガムは24時間以内に雨などで消滅してしまっていたそうです。 さらに髪の毛などでもテストしたそうですが、片側に従来のガム、もう片方に新しいガムをつけると、従来のガムは最終的に髪の毛をカットしなくてはならなかったのに対し、新しいほうは、ほとんど水・シャンプーで取り除くことができたそうです。 どちらにしても髪の毛につくと除去はしにくいそうです。 気になる味については、現在20名が、歯ざわりや味について従来のものとほぼ同じと伝えているそうです。 現在「ポリマー」が食品として欧州の衛生安全テストに合格するのを待っているだけのようで、Revolymer社では、楽観的な見方をしています。 現在までのガムの取り除きに関してはかなり悩みの種であったようで、他にもいろいろ研究がなされ、アイルランドのコルク大学では、最近自然に分解されるようなガムの開発が進められており、クイーンズ大学では、全く逆の開発で、どんな粘着性の強いガムでも溶解してはがすような洗剤の開発が進められています。 どこの製品がいちばん早く棚に並ぶのでしょうね。 BBC - 'Virtually non-stick' gum createdより

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