2007年10月22日 05:52

海水レベルの上昇による被害が予測される都市

 
平均海水面の上がるイメージのグラフ 地球温暖化は遠いところだけの問題ではありません。 直接的にも間接的にも被害は日本にも押し寄せてきます。 海水のレベルが上がっていることが世界中で問題になっていますが、2015年までに33の都市で気候の変化による災害の影響を800万人が受けると予想されています。 中でも特にその中で影響を受けやすいといわれるのは21の都市だそうですが、Yahoo!NewsがRising seas threaten 21mega-citiesという記事にいくつか都市名を載せていました。
その都市に含まれていたのは以下の通りです。 バングラデシュのダッカ アルゼンチンのブエノス・アイレス ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ 中国の上海と天津 エジプトのアレクサンドリアとカイロ インドのコルカタとムンバイ 日本の東京と大阪・神戸 ナイジェリアのラゴス パキスタンのカラチ タイのバンコック アメリカ合衆国のニューヨークとロサンゼルス などです。 世界で現在10分の1以上に当たる、6億4300万人が標高の低い土地に住んでいることから、気候の変化による多くの人の犠牲も考えられるということです。 平均海水面から10メートル以内に住む人口の最も多い国から10ヶ国を並べると以下のようになります。 1.中国(143,888,000人) 2.インド(63,18,000人)  3.バングラデシュ(62,524,000人) 4.ベトナム(43,051,000人) 5.インドネシア(41,610,000人) 6.日本(30,477,000人) 7.エジプト(25,655,000人) 8.アメリカ合衆国(22,859,000人) 9.タイ(16,468,000人) 10.フィリピン(13,329,000人) どちらも日本が含まれていますが、比較的日本が小さな島国であるということ、人口密度が高いところは海抜が低いということで影響を受けやすい国としてあげられているようです。 災害時の被害人数がこれで非常に多いことが予測されます。 温暖化は地球規模の問題とうたわれながら、直接の災害がないとなかなか解決に重い腰をあげないのはどこの国も似ているのかもしれません。 しかしながら、あくまで可能性の話しですが、日本は世界で6番目に多い被害人数を出すかもしれません。 これを見てもすぐにどうにかできるというわけではないのですが、少なくともわが身に降りかかる問題としては見て見ぬふりはできませんね。

関連記事

温暖化地獄―脱出のシナリオ
山本良一
ダイヤモンド社 (2007/10/05)
売り上げランキング: 1769
 
Twitter facebook はてブ コメント ご意見 TB
 
コメント欄を表示する(0)
この記事へのトラックバック
1. 株主撤退が連鎖する?東京ヴェルディ消滅の危機?  [ 裏planet b. ]   2007年10月25日 01:51
ちょっと話がややこしいので、長文めんどくさっ、って人は、先に下のまとめ部分を読んでから上の引用部分をソースとして読んだ方が話は理解しやすいかもです。 ---------引用ここかギ..
トラックバックURL
最新記事

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースの話題をお届けするブログサイトです。