人の声を完全コピーして話すことが出来るようになる?

この警告は、英国科学振興協会(BA)のサイエンス・フェスティバルで、科学者たちによって近い将来10〜15年の間に起こりうると発表されたものです。
ヨーク大学のデイビッド・ハワード博士によると、当初1950年代に認可された昔の音響システムにとって代わり、新しい分析方法を使って音域モデルから本物のような人の話し声を作りだすことができるようになってきたと言っています。
現在コンピューター内の仮想の音域から音の完全コピーができるようになってきており、これが進めばさらにコンピューターから発する音を自然な音に近づけることができるとしています。
これが現実化すると、電話などの相手が限定しにくくなり、銀行から銀行員を装っての電話や、音声テロとしての詐欺が横行することも予測できます。
現在のテクノロジーでは人の音声の完全な真似は無理ですが、すでに電話詐欺事件も後を絶たないことから、これが実現化するとそれを利用した狡猾な犯罪やテロが増えることでしょう。
博士は「これは人々を怖がらせるための警告ではない」としながらも、「音声の完全模写ができるようになってからではなく、今から考えるべきことである」という社会への挑戦として問題を投げかけています。
これはBBCのニュースなので英語を基調とした話ですが、日本語は英語に比べて音の数が少ないため、現実的にはもっと簡単に上記のことができるかもしれません。
ということは私たち日本人はこの警告はもう現実のものとして受け止めていくべき内容かもしれません。
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