旅客機でパイロットの二人が揃って居眠りしていたことが発覚
乗客100人を乗せる夜行便の飛行機の操縦室で、パイロット2名が共に居眠りをしてしまったことが11月4日に発覚したそうです。
この2人の操縦士は着陸20分前に、管制塔からのひどく興奮した通信によって起きたそうです。
この事件自体は2004年のアメリカで、ワシントンのボルチモアからコロラドのデンバーまでの3時間のフライトで起こりましたが、週末に行われた飛行安全のための議会公聴会で明らかになった模様です。
このエアバスA319の操縦士は居眠りをし、通常の2倍の時速約980km/h、高度も高く35000フィート(10km)地点に位置した状態で、デンバー空港から96kmの地点に接近したことを認めました。匿名で詳細を発表できるNASAの航空安全報告システムで報告したそうです。
その後、指示に従い高度を下げ、トラブルなしに着陸し、乗客は誰もそのことを知らないままでした。怪我人も出ませんでした。
説明では自動操縦だったそうですが、高度と速度が常軌を逸していた理由は明らかにされていないそうです。
報告では飛行機会社も明らかにされておらず、そのルートで夜行便があるのはFrontier Airlinesだけですが、航空会社のスポークスマンはコメントを控えています。
操縦士の報告によると、往復8時間の夜間フライトのシフトが3日連続で交代されたとなっています。
thisislondon.co.uk: The pilot and co-pilot who fell asleep at the controls on their overnight flight より
知らぬが仏ってこのことでしょうか。