天皇陛下もオススメのブルーギル料理
「琵琶湖のブルーギル繁殖心痛む」 天皇陛下ごあいさつという記事が話題になっていました。
今は害魚として知られる外来種ブルーギルですが、元は今上天皇が日本に持ちこんだものなのだそうです。
しかし、この記事には見逃せない一言が。
天皇陛下は一般水域に入ったブルーギルが生態系を壊したことについて以前から残念に思っており、側近に「おいしい魚なので釣った人は持ち帰って食べてくれれば」などと話していたという。
ブルーギルって美味しいの?!
ということで、さっそくブルーギルレシピを探してみました!
ということで、まずはレシピサイトとして有名なクックパッドを検索。ところが……
orz........
29万レシピあるというレシピサイトにすら無いとは……。もしかしてブルーギルの異常繁殖って誰も食べなかったせいじゃないのかという気がしてきます。
とりあえずWikipediaのブルーギルの項目を見てみると、以下のような記述が。
日本ではあまり食用とはされていない。肉の味は決して悪くないが、日本のものは小型で身が薄い一方骨が多く、調理や食べる際に手間がかかる。また体の割りに腸の内容物の量が多く、悪臭の強い内容物が身に付着してしまうと風味を損ねるため、食材としては扱いにくい魚である。ただし日本で捕獲されたブルーギルも、しばらく養殖し、大きくするとともに臭みを減らせば食材としての価値は高まると考えられる。
なるほど、小さいのはリリースしてしまって、*1大きいのだけ食べればいいんですね。さらに読み進めると……
滋賀県では琵琶湖のブルーギルをビワコダイという名称で、鮒寿司のフナの代用魚としてなれずしとして利用したり、揚げ物などの材料としたものが試験的に作られている。また個人的に大型の個体を食用に供する釣客もいる。
ほほう、やっぱり食べてる人はいるんだ! ということはちゃんと探せばレシピも見つかるはず!
そしてネットの海をさまよってみると、やはりありました!
こちらのページでは以下の料理のレシピを紹介されています。
- ブルーギルのムニエル
- ギル・チップス
- ブルーギルのフライ
- ブルーギルの唐揚げ
部分部分に料理のコツなども書かれています。引用してみましょう。
結論から言えば、ブルーギルは美味い。保証する。ただし、皮を厚めに引き、油を使った調理をすること。これはどんなブルーギル料理にも共通する大前提。
(中略)
とにかく、淡水魚を料理する上で行き詰まったら、川魚をよく食べる中国や東南アジアの料理を手本にすると、うれしい発見があり、道が開けてくる。
なるほど、中国・東南アジアの魚料理風に調理すればいいわけですね。
しかし油を使うとなると、揚げるかムニエルにするかくらいしか無さそうですねえ。蒸したらおいしくないんでしょうか?
さらに探すとこんなページもありました。
1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:04/12/27 21:44:25
ブルーギルは簡単に釣れる。
冬でも結構釣れる。
バイトを首になって食い物に困ったとき、
公園の池にブルーギルを釣りに行った。
12月なのに良く釣れた。
……ぅぅ。なんだか泣けて来る話です。
こんな>>1さんに2ちゃんねるの皆さんが調理法をアドバイスしています。参考になりそうですね。
魚料理のレシピもあるかわかりませんが、99ものベトナムとタイの料理を掲載した本がありました。
集英社 (2005/05/20)
売り上げランキング: 23278
タイ、ベトナム料理が作りたくなる本!
食生活が豊かになりました。
調理法などのヒントがつかめるかもしれないですね。
- *1考えたらリリースしちゃったら害魚駆除にならんすね……。はてさて、小さいのの調理法も考えないとですか(そういう問題じゃない?)。