225kgの減量!インターネットが肥満女性を救う
ダイエットというと肥満の多い国では合言葉とかというほど目にしますね。
インターネット上でもありとあらゆる方法を見かけますが、特にダイエットしたわけではないのに、225kgもの体重を落とした女性のことがニュースになっていました。
彼女、ナンシー・メイキンの体重は肥満といっても普通の体重ではありませんでした。320kgを超える巨体で医者からもさじを投げられていたそうです。
そのときのことを思い出して彼女はこう言っています。
「希望もなく、死ぬのを待っているだけだったわ」
その希望のない生活は10年以上も続き、自宅から出ない生活が12年もあったそうです。12年間家族しか見ていないという生活だけをしてしました。
ところがある日彼女の妹がパソコンをプレゼントしてくれました。テクノロジーにさほど興味もありませんでしたが、退屈していたことから、ネットで人々とのつながりを持ち始めました。チャットルームに入り、孤独だった生活から、他人と話しをするようになっていきました。
「インターネットの匿名性は私を外見で判断して却下するということがないので、顔も知らない他人が私の人生を救ってくれたわ。」
話をする人ができると、ナンシーは自然に体重が減り始めたのです。最初の50kg以上は彼女が知らない間に落ちました。
特に食事内容を変えることもなく、手術を受けることもありませんでした。時々エレベーターの代わりに階下へ行くのに階段を使うこともありますが、運動量でもありませんでした。
彼女が言うには常に食べるということより、誰かと精神的につながっていたいという気持ちが勝って、お腹がすいたから食べるという生活になったのだそうです。特になんらダイエットしたわけではないそうです。
こういった感情のはけ口を食事に向けて肥満になる人は多く、こういった成功例もないわけではないとベイカー医師は述べています。ただ、続かない人も多く、誰にでも効果があるというわけではありません。
ナンシーは現在自分と同じように孤独な人をネットを介して助けてあげることができたらと願っています。今はずいぶんとノーマルに感じるようになってきたと言います。自動車の運転も1987年以来してなかったという彼女は、ガソリンの入れ方さえ人に尋ねないといけない状態でしたが、今はその状態から抜け出して3年になります。
「長い間遠くにいたわ」
kttc.com: Woman Loses 500 lbs; Credits Internetより
一番効果的なダイエットというのは、自分が熱中できるものを見つけるのが一番手っ取り早いのかもしれません。
それにしても、インターネットが220キロ以上の減量に貢献するとは、ネットも悪いことばかりではありませんね。
アスコム (2007/08/31)
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人には本来、それぞれ遺伝子的に「適正な体重」がある