ゲームグラフィックが進化してきた25年間を水の表現で比較した画像
25年のグラフィック進化を水の表現で見た場合、というものがありました。
物凄く綺麗なグラフィックや、DSやPSPといった携帯機で親の目を気にせずどこでも遊べたりと、今時の子供のゲーム環境は羨ましくもありますが、反面不幸だなと思う面もあります。
しょぼいハード性能だったころは、必死に綺麗な画像をしぼり出したり、今まで出来なかったあんなことが出来るようになった、など、ゲーム雑誌や新機種が発売されるたびに、わくわく胸を躍らせることができました。いわゆるカタルシスというやつでしょうか。
アートでも、難しい素材やクセのある素材で作られたものほど、出来上がったものに凄いと思ったり感動するのと一緒かもしれません。
スターウォーズなんかも最近のCGで何でも表現できてしまうものより、初代のジオラマで作り上げたスターデストロイヤーの方が凄さを感じます。
単なる懐古主義なだけの気もしてきたので、本題のオールドゲーマーが喜びそうな25年間の水表現の軌跡を見ていきましょう。
欧州基準で選ばれているので、なじみが無いゲーム画面も多いため、めぼしいものだけ選びました。他の画像を見たい人は元ネタサイトからどうぞ。
(12/4追記:ネタ元サイトのリンク先が、記事ではなく画像アーカイブになっていたので、元記事のリンクに差し替えました。ご指摘ありがとうございます。)
pcgameshardware.de:PCGH blickt zurück: 25 Jahre Wassereffekte in Spielen
[1982: Flight Simulator 1] 82年当時のフライトシミュレータ。ファミコンが発売される前ですから真っ黒な海も仕方ないのです。
[1987: Pirates (C64)] ちょっと前の携帯ゲームだと、こんな感じでしょうか。
[1987: Treasure Island Dizzy (Spectrum/C64)] いかにも海外センスな黒背景。MSXだとこんな感じのグラフィックも多かったです。
[1987: California Games (C64)] カリフォルニアゲームス。これは知ってる人も多いかな?ようやく水っぽい表現になってまいりました。
[1991: Micro Machines (NES)] これも知らないですが、ようやく出てきたファミコンの画像ということで。左は初代ゲームボーイの画像かと思われます。
[1991: Sonic The Hedgehog (Master System)] ソニックですが、メガドライブ版ではなく、マスターシステム版。欧州では伝統的にセガが強くて、ファミコンよりマーク3/マスターシステムが幅を利かせていたんです。
[1994: Comanche Maximum Overkill mit Voxel-Grafik (PC)] ポリゴンもおぼつかなかった当時、Voxelエンジンという、斬新な3D手法で話題になりました。水より、山や雪が綺麗でしたが。
[1996: Tomb Raider (Saturn)] ご存知トゥームレイダー。左が1と3、右が比較的最近の作品です。進化がわかりやすい。
[1996: Soul Blade (PSone)] ようやくPS1が登場。しかし、バーチャも鉄拳も水のシーンあるのに、これですか。
[1996: Wave Race (N64)] メジャーなタイトルが出てくるとホッとします。当時は海のテカテカが綺麗だと思いました。
[1998: Forsaken (PC)] PCに専用の3Dカードが登場して、洋物3Dゲームが増えだしました。PSにも出てましたね、これ。
[1998: Unreal 1 (PC)] 3Dゲームの代表格、Unrealですが初作品は見たことある人は少なそう。
[1998: Wasser in Half-Life 1 (dt.), hier Counter-Strike (PC)] Half-Lifeも、当時は綺麗だなぁと思ったものですが、今見ると塗り絵ですね。時の流れとは恐るべし。
[1999: Bump-Mapping-Wasser in Expendable (PC)] Bump-Mappingという、貼り付けた画像自体にエフェクトが掛けられるようになり、表現力が一気に増しました。
[2001: Splashdown (PS2/Xbox)] このあたりになると、実に自然な水表現ですね。
[2002: Comanche 4 (PC)] 水面に映る影も波に揺れるように。
[2002: Morrowind (PC)] Oblivion の前作。鑑賞に耐えられる精細さに。
[2004: Far Cry (dt.) (PC)] 進化しているんですが、この画像の大きさや静止画では、せっかくのクオリティの高さも伝わらないのが残念。
[2004: Half-Life 2 mit lustiger Effektphysik (PC)] この作品では水面の反射や物理演算なども話題になりました。
[2006: Oblivion (PC)] 大ブレイクしたOblivion 。XBOX360やPS3でも出ています。森の木々まで自動生成。
[2007: Bioshock (PC)] 高解像度で動いてるとめちゃくちゃ綺麗なんだろうけど、もう区別つきません。
[2007: Crysis (PC)] 最新グラフィックスの光源の動きや明暗は、動いてると感動的なほどです。
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オーソドックスではあるが
びっくりです