美女との熱い熱い夜

とても綺麗な
昨日の晩のことだ。
彼女は僕を自分の部屋に招き入れてくれた。
信じられないほど感動的で熱く愛し合った。
本当のことをいうと、それほど感動するというほどでもなく、普通に感動するくらいだった。
もっと本当のことを言うと彼女が部屋に招き入れてくれたわけじゃなかった。
どっちかっていうと、彼女のあとをついて行っただけだ。
正確な事実を述べると寝たわけじゃないんだ。
なんというか、いちゃいちゃしていただけだ。
べたべたとお互いに濃厚だったんだ。
本当は、僕が一方的にべたべたしていて、彼女は僕に対してべたべたしてはいなかった。
もっと正直になるよ。
彼女に触ったりはしなかった。
彼女と僕の体が寄り添うほど近かっただけの話だ。
そのときに偶然彼女とかすめたんだ。
それだけの話なんだ。
だけどそれが素晴らしかった。
わかってくれるだろう?
今思い出すとかすめたのは彼女にじゃなく、彼女が座っていた椅子になんだ。
その椅子は壁の向こう側にあって、その壁に僕が触れてたんだ。
そしてその椅子は壁にとても近かったんだ。
もちろん彼女は3階で、僕は通りの外で、建物の壁に外からもたれかかっているだけだったんだが…
ああ、なんて夜だったんだ……
bigshottexas.blogspot.com: I met this beautiful girl...より
ロマンティック(妄想恋愛)がとまらない
posted with amazlet on 07.12.30
瀬戸口 みづき
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