日本企業をサルとバナナで説明すると…
企業に勤める人には少し耳が痛いですが、猿とバナナによる面白いたとえ話があります。
心理学的なたとえ話として有名なので、知っている人も多いかもしれませんが、ある知人から日本の企業は特にこれに当てはまりそうだと言われたので、紹介してみます。
まずスタートとして、ある檻に5匹のサルを入れる。
この檻の天井の真ん中に、バナナがヒモで吊るされていて、そのすぐ下にはバナナに届く台が用意されている。
時間がそう経つ前に、一匹のサルがバナナを取るために台に近づく。
その一匹が台に触れた瞬間に、他の4匹に冷水を浴びせる。しばらくして別のサルが同じように台に近づく。
同じように台に触れた瞬間に、他のサルたちに冷水を浴びせる。
しばらくして、別のサルが同じように台に近づくと、他のサルたちが一匹のサルを止めるようになる。
さて、ここで冷水は片付けて、5匹のうちの1匹のサルだけを別のサルに入れ替える。その新しいサルはバナナを見て台に近づく。そのサルが驚くことに、台に近づくと他のサルから攻撃される。もう一度試みるが、同じように攻撃されるのでそこでやめる。
次にもう1匹のサルを別のサルと入れ替える。新しいサルは台に近づいて、他のサルたちに攻撃される。最初の新しいサルは、その攻撃にしっかり参加する。
同じようにまた別のサルを入れ替える。そして4匹目、5匹目と入れ替え、最初にいた5匹はいなくなり、もはや冷水をかけられたサルはそこからいなくなる。
それにもかかわらず、誰かがバナナに近づくとみんなで攻撃する。
その理由は何か?
ずっとそれが、そこでのやり方とされてるからである。
こうやって企業ポリシーというものが作られるのである。
Start with a cage containing five monkeys. より
ときにポリシーとして行っていることは、「しきたり」なのか「明確な理由がある」のかを、振り返ってみる必要があるということですね。
みなさんも自分の働く企業のポリシーの所以はご存知でしょうか。
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資本主義ではルール作りが非常に重要
不正の本質は「お金儲け」だけではない。