警察「おまえの彼女って男だぞ!?」容疑者「え?」
ギャリック・ジェイコブソンが警察に拘留されているときに、警察官からとてもショックな宣告を受けました。
その内容とは付き合ってるガールフレンドが昔、男だったというもの。
その気のない男性諸氏であれば、天地がひっくり返ってしまうであろうショッキングなニュースです。
オーストラリアのシドニー警察から保釈されるや否や、彼はすぐに彼女(彼氏?)のアパートに向かい、彼女をぶちのめしました。
このことで彼女は数日入院することになり、ジェイコブソンは現在起訴され判決待ちです。
二人の警察官は彼女の過去の情報を露見させたことで、個人情報保護法とプライバシー保護法違反に対して起訴されています。有罪になれば、最大で2年の禁固刑の判決が下されることになります。
裁判によると2006年の9月24日にジェイコブソン(26歳)は窃盗罪で警察に拘留されていました。警官の一人が警察のコンピューターで、ジェイコブソン容疑者とそのガールフレンドであるブリジット・フェル(トップ写真)の情報を入手したところ、その情報の中にはフェルの性別は男と出ていました。
それを見たもう一人の警官が「お前の女って男だぞ!?」と叫んだと言うことです。ジェイコブソンはガールフレンドのフェルが男だということを否定すると、二人の警官が書類を見せ、「ほら、男だろ」と伝えたそうです。
フェルは裁判での申し立てで、この件が彼女の人生を台無しにしたと証言しています。性同一性障害である彼女は12年前にロンドンでかなりの高額を投じて性転換手術を受けました。
しかしながら彼女はこの手術のことを、2ヵ月つきあっていたジェイコブソンに、彼が短気と言う理由もあって伝えていませんでした。
今回の暴行事件の二日前にもこのカップルにはDV(ドメスティックバイオレンス)があったと警察は把握していたそうです。
フェルの証言によると、9月25日の早朝に自分のアパートにジェイコブソンがいて、彼女を殺すと脅したと話しています。
「警察からお前が男だと聞いたが、それは本当のことなのか?」と尋ねたと言います。
その後ジェイコブソンはフェルの顔を何度も殴り、彼女は
脳震盪 状態でバルコニーから落ち、起きたときには血まみれだったそうです。性転換手術のことは本当に親しい友人数人にしか話しておらず、警察に情報があったのは以前にもDVとして暴行事件があったことからだそうです。
ジェイコブソンは暴行のあとすぐまた警察に拘留されました。
事実を知ったあとすぐ彼女のアパートに行き暴行したことを認めています。
「彼女は女男だったんだ…」
裁判は続いている模様です。
'Mate, your girlfriend was a bloke'より
これは笑えない真面目なニュースですが、誰を責められるのか、誰に同情していいのか、考えあぐねる非常に難しいニュースだと思います。