超音波声優・金田朋子はいろんな意味でヤバすぎるらしい
金田朋子という声優をご存じでしょうか。誰もが知ってるような作品の誰もが知ってるような役を演じてる役者さんではないので、少し紹介に悩むところです。
しかしこの金田朋子さん、アニメファンの間ではもの凄い人気のある声優さんなのです。よくあるアイドルっぽい声優さんなのかと思いきやとんでもない。
金田朋子さんは、超音波声優なのです。
とりあえずYouTubeに金田朋子さんの映像があったのでご覧ください。
貧乏姉妹物語 坂本真綾さん、金田朋子さんからのメッセージ! - YouTube
お聞きの通りの独特な声。
なにかこう、ヘリウムガスを吸ってしゃべってるんじゃないかというか……
たとえ作ってるにしてもこの状態で会話して芸までこなすなんて信じられません。
ファンの間では超音波声優どころか珍獣とまで言われてるのですが、その理由はご覧の通りの天然っぷり。
天然というと一瞬小倉優子のようなブリッコアイドルキャラを想像してしまいますが、ちょっと、いやかなり、むしろ全然違うんじゃないかというほどボケがあさっての方向を向いてます。
アンサイクロペディアに語録があったので一部抜粋の上引用させていただきます。
- 「なんの肉なんだろうね? コンビーフってね?」
- 「マスクつけると暖かいんですよ、だから泥棒とかはマスクしてるのかなって」
- 「ガチャピンってあれだよね? 黄色の方だよね?」
- 「早起きは三文の毒」
- 「受験生の皆さんの発展と途上を願って」
- 「ホワイトタイガーを飼ったら、染み抜きが必要だよね! 汚れないように」
- 「成せば成さぬ」
- 「私も歴史に残る言葉を発明したいと思います」
- 「不良人にカツアゲされそうになったことがあって、やめてください!!! って叫んだら不良の人が笑い転げたの、だからその隙に逃げた」
- 東京ビッグサイトのイベントにて。「幕張メッセってここですよね?」
- 「お金たまったらお地蔵さんを買おうかと思ってる」
- 就職活動についてのメールに対して。「タウンページで探しなさい」
- 「イノシシってあれでしょ、足が速い人でしょ」
- 「東京タワーって……あるよね?」
- 「人間はなんていう人種だ?」
- 「今年はノロウィルスが流行ってるからその辺のものを食べないように気をつけてる」
- 「舞ちゃんと確定申告の時期、必ず何か一緒になるよね〜?」
- 「現行犯容疑で逮捕する!!」
- 「夏まっさかさま! ……アハハ違った、夏まっさかさりですね……まっさかさり?」
- 『僕の悩みはひとつです。このままでは地球が守れそうもありません。どうしたら地球防衛できるでしょうか?』という戦隊ヒーローからのメールに対して。「地球? ……んとねぇ……地球防衛するためにはね、スプレー使わないとかでしょ?」
- 『私も早口言葉は苦手です。急にポピュラーって言えません。五回連続でも言えません』というメールに対して。「ということで、朋先生、やってみまーす。急にポピュラー、急にポピュラー、急にポピュラー、急にポピュラー、急にポピュラー!」
- 「今日は、6月の17、23、27、32……28日でした」
- 「はいとことでー、えーと、今日はね、えぇと、8月の19日……あ、8月の20日……あっ、7月の20日……あっ、7月の19日」
- トナカイについて。「よく燻製とかになってるよね?」
- 魚の三枚おろしを見ながら。 「なんかあれみたい、カエルの分解」
- 「かっこよく歩こうとすると、なんかねぇ、右足と左足が一緒に出ちゃったり、右足と右足が一緒に出ちゃったり」
- 金朋:「番組では二人からのお便りをお待ちしています」松来未祐:「二人って!?本当に二人しか来なかったらどうしよ」
- 金朋:「ヤキンドゥーエの司令が言いました、お前今晩夜勤どーや? ぎゃっはっはー、ひぃーっ」松来未祐:「とっ、朋ちゃん? ……朋ちゃんっっ!?」
- 金朋:「(自分のお願い事だけでなく)織彦さまと彦星さまがちゃんと会えますようにっていう……」松来未祐:「織彦?織?織?織彦?織?……織姫さまと彦星さま。織彦、なんか人の名前にあったようなね、清彦みたい。」
- 金朋:「巫女さんの男バージョンて、なんていうか知ってる?」松来未祐:「知らなーい。」金朋:「巫女さんとぉ、男の人も、おんなじ格好している人がいらっしゃったの、巫女さんと。」松来:「うんうん。」金朋:「そしたら、『巫女さんですか』って聞いたら、そのね、男の人が巫女さんの格好しているとね、神主さんって言うんだって。知ってた?」松来:「そぉ(笑)だね(笑)」
- 松来未祐:「数の子は何の卵でしょう?」 金朋:「Kazu」
- 金朋:「ねえ知ってる?ネッシーっていなかったんだって」 松来未祐:「ネッシー?」 金朋:「知ってる?もうショックだよね。ネッシーっていなかったんでしょ?」松来:「ネ、ネッシー?」金朋:「ネスカフェさんはどうすんだろうね」松来:「ネスカフェさん?」
- 金朋:「むかし、むかし、浦島は〜隠れた…」今野要子:「助けたです」金朋「助けた亀にさらわれて〜」
- 今野要子:「若干、社会経験不足の朋先生にですね…」金朋:「そうですね、ちょっと社会を離れてしまいましたからね」
- 金朋:「初投稿でね、台湾から…もうこれこしょまさに」今野要子:「これこしょまさに…」金朋:「もうあれだよ、もう、全国ツアーって感じだよね」今野:「全国?…世界、ね」金朋:「ワールド、そう、ワールド……ワールドカップ見た!?」今野:「朋先生!喫茶店で話してんじゃないんだから」
- 金朋:「私の目指すアレって『謎めいた感じ』じゃないですか。なに考えてるかわからない…あ、なに考えてるかわからないはよくない、違う私生活が見えない、とか、そういうなんか、想像できなくて…こう、なんか人間じゃないみたい…人間じゃないみたいは違う違う、それは違う」今野:「方向性としては多分あってると思いますよ」
- 今野要子:「フーリガンは何ですか?」 金朋:「フーリガンは……暴力。ぶったり蹴ったりしてしまうこと?だからそれをやることで、反則になるんでしょ……違うのぉ?」今野:「フーリガンは選手じゃありません。」金朋:「あ、選手じゃないの……じゃあ、わかった、あの人。審査員。」今野:「審査員はサッカーにはいません。」金朋:「審判の人が反則するの?…………監督?誰?二軍の人?ベンチの人?だって他にいないじゃん、登場人物」
- 金朋:「トナカイって足何本だっけ?」今野要子:「(笑)4本ですよ」金朋:「あ、4本でいいの?」今野:「4本でいいですよ」 金朋:「なんか、6本ぐらいあってもよさそう。ソリ、ソリをさー、背負っていくんだからさー、6本ぐらいあった方がさー」
- 金朋:「やーほんとにね、近代的で…2001年って感じがしますね!」宮田幸季:「か、金朋ちゃん!今は2006年だよ!え、僕あってるよね?あれ、にせん…」 金朋:「あっ、えーと!そうかいやそうじゃなくて、未来って感じがするっていうか…そう!20世紀みたいっていうか!!!進化ですよね!」宮田:「金朋ちゃん!!退化してるよ!君はどこから来た人なの!?」
- 宮田幸季:「あ、座ってる人ー、脚疲れてませんか?伸ばして伸ばしてー。エコノミー症候群とかなっちゃうからね」金朋:「??症候群?」宮田:「あ、金朋ちゃんわかる?エコノミー症候群」金朋:「はい、えーとエコノミーだから…環境にやさしいとかそんな感じですよね!!リサイクルとかー。リサイクル…繰り返す…わかった!!こう、赤ちゃんに逆戻りしちゃう病気ですね!!!」宮田:「…そ〜そ〜そ〜!!!!よく知ってるねー金朋ちゃん!」
- 水島大宙:「チーズ好きなの」金朋:「チーズ好きなの?」水島:「ブルーチーズとか」 金朋:「でも、あたしもカビ好きだよ、カビ!カビだよね?あれ」
- 金朋:「萌えイコール息みたいな。私のバイブは間違いなかったみたいな、バイブ、聖書みたいな」宮村優子:「バイブル!」愛河里花子:「バイブで止めちゃだめだから!」
- 金朋:「それで、ちんちん代謝が」小野坂昌也:「ちんちん代謝って、事務所に怒られるぞ!新陳代謝だろ。」金朋:「違うんですよ〜!小野坂さんの顔見てたら言っちゃったんですよ〜!」小野坂:「なんで俺の顔見たらちんちんって言っちゃうんだよ!」
- 野中藍:「ダメダメなのがまた可愛いんですよ」金朋:「そう、ダメな子ほどかわいいって奴ですよ。あたしそれを支えに生きてきたようなものなんで」野中:「え、金朋さん自身が?」金朋:「そう、出来が悪い子ほど可愛いって言葉があるじゃないかってみんな励ましてくれるんで。あー、もうその言葉が私の支えですね、今までの。」
- 中原麻衣:「これはですね、北海道の〜」金朋:「お〜!インターナショナルだねぇ!」
- ヴィダルサスーンのヘアカラーを買いに行って。金朋:「あの、ベネズエラって、どこにあるんですか?」店員:「国ですか?」
- 視聴者から金朋の愛犬ポロの餌をもらって一言。金朋:「ありがとうございました!じゃあ、後でポロと一緒に食べます!」
どこからどうツッコんでいいのかわかりません。
こんな金田朋子さんですが、意外と波瀾の人生を送ってらっしゃるようです。
こちらで大学時代から声優デビューに至るまでのエピソードが紹介されてるのですが、これもどうしたらいいものやら。いくつか上記サイトからご紹介。
しかし・・・「ちなみに私は、課題は友達が5人がかりで全部やって、私はほとんど寝てました」 by朋ちゃん(2005/03/14 明日は明日の朋ちゃんねる にて)、「友達をいっぱい作っとくに限りますね。友達ちは何故イッパイ作らなきゃならないかというと、テストの時とかに友達の輪が広がってると楽なんです。私は大学を卒業できたのはもうホント友達のおかげだと思ってる・・・友達がいなかったら卒業できてませんね。友達がうちに泊まりにきて、いろいろ・・・研究ざい(?)のそのあれを手伝ってくれて、お母さんがおでんを作ってた 一生懸命・・・そういう印象がありますね」by朋ちゃん(2005/04/04 明日は明日の朋ちゃんねる)
がんばってたのは友達とお母さんだけのようです。
就職後は極貧生活を経験したらしいです。
またこの寮生活は、結構貧乏生活だったようで・・・「寮に入っていた時に節約してたときがあるの」 by朋ちゃん、「焼肉とかやる時にギュウヒってあるじゃん、ギュウヒの種類でもいろいろあって、ギュウヒ良いギュウヒと悪いギュウヒがあるの。良いギュウヒっていうのはホントにいろんな形になっているギュウヒで、ホントに牛の油みたいな感じなんだけど。真四角の立方体になっているのは、機械で切ってあるから、そっちよりも味が気になるのは、ギュウヒの方なのね」by朋ちゃん、「牛肉が無くても、それはね牛の味になってね、程よい良い、なんか油がでるんだよね。それをチンしてね、暖かいご飯にそれさーって掛けてね。お醤油かけて食べたりするとちょっとね、焼肉丼って、ギュウヒ丼なんだけど、そういうのができて、結構それが美味しかったり」by朋ちゃん(2005/07/18 金田朋子ができましたぁ〜生!)・・・朋ちゃんの節約レシピの『ギュウヒ丼』が朋ちゃんの食生活を支えていたみたいですw
「ギュウヒ」……たぶん「牛脂」でしょうか。
「ホントに新規のお客さんとか、私ちいちゃくてテーブルからこんな感じで顔出してる感じじゃないですか? 一応、貸し金庫係だったんですけど、独りだったんですよ・・・それで、おばあちゃんとかおじいちゃんが新規でくると、『不安だよ、きみひとりだと』とかいわれて、大丈夫です、ココにボタンがあるんで、なんかあったらこのボタンを押すと大丈夫なんです」by朋ちゃん
(中略)
「それでわたし、自分でいうのもなんなんですけど・・・青ニ塾でオーディション受かって、辞める時におじいちゃんおばあちゃんに悲しまれたんですよ。わたしそのぐらい、おじいちゃんおばあちゃんには大人気だったんですよ。私おしゃべりなんで良く話し相手になってたりとかして、結構よかったですね」by朋ちゃん
身長は146cmとのことですから、子供が働いてるように見えたのかもですねえ。
実際のところその童顔(Wikipediaによると1973年生まれ)っぷりもあって、34歳児などとも呼ばれてるようです。
また、この声にはものすごいエピソードがあります。
2007.12.27 [葉月陽] グローランサーねたばらし☆ Vol.8
金田さんのミラクルボイスについて、ここでスゴイ裏話があります。
収録したボイスをPS2で再生するためにフォーマットを変換するわけですが、何故か金田さんの変換後ボイスには「プチッ」というノイズが入るんです。
他の人には入らないのに、彼女のボイスだけノイズが乗る。
でも元データにはノイズはないんです。
原因を特定しようと連日変換ソフトのバグや、元ファイルのフォーマットを見直したりしました。
その結果、重大な事実がわかったのです!
人間の耳には可聴域という物があり、高音は20kHzと言われています。
ここより高音になると特殊な耳の人でなければ聞き取れないわけですが、金田さんの声は、ここ以上の音成分が出ているんです!
この20khzを越えた音成分が、変換ソフトではノイズとして認識され「プチッ」という異音になるのでした!
人体の神秘を感じた瞬間でした…。
マジで超音波出てるよ!
超音波の周波数の下限に関する定義はいくつかあるが、1つは20kHz以上の音波とするものであり、例えば広辞苑では『超音波は振動数が毎秒2万ヘルツ以上で定常音として耳に感じない音』と定義されている。
比喩とかもののたとえとかじゃなくて、本気で金田朋子さんは超音波声優なのでした……