絵画から抜け出したようなイタリア・トスカーナ地方の絶景12枚
イタリアのトスカーナ州は、ルネッサンスの中心だった花の都フィレンツェを筆頭に、世界遺産や古都が数多い美しい地方です。
そこから選りすぐりの写真となると、絵画のように彩り豊かな絶景ばかりです。
目の保養に12枚の芸術を堪能ください。
サン・クイリーコ・ドルチャ

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イタリア語でベルヴェデーレ(Belvedere)と呼ばれる家です。「美景」という意味を持ち、この地域の家がそう呼ばれているのは、盛りあがった地形とブドウ園によるものです。
フィレンツェ

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サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はルネッサンス時代に170年もかけて建設されました。その当時にクレーンや足場となる仮設構造物などが発明されましたが、この美しく、優雅なドームの建設をどうやって成し遂げたのか、いまだ完全には解き明かされていません。
オルチャ渓谷

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今日の多くの大邸宅はエトルリア人による定住から発展してきたものです。古代から土地を耕し、種を蒔き、収穫を迎える、それを繰り返した結果、現在の形になったのです。この斜面によってできる作物はワインの生産を確保するだけでなく、菜種の収穫量も増加しており、トスカーナの農夫たちは天然のバイオディーゼルを手にもしているのです。
サンタンティモ

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言い伝えによると、カール大帝時代の僧院の発祥の地と言われています。現在は世界中からこのポピーと麦の咲き誇る野原にキャンプを張りにくるボーイスカウト・ガールスカウトで賑わうそうです。
ピストイア

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アーケード付きの四角い大聖堂とグリーンの洗礼堂は、観光に来る人のルートから外されており、7月の終りになると“Giostra dell’Orsa”と呼ばれる中世のコスチューム・フェスティバルが盛大に催されます。
キアンティ地方の聖ポーロ

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シエナとフィレンツェの間はオリーブオイルの名産地として有名ですが、この節だらけの木々の周りには野生のユリが生息し、古代より救世の意味を持つため、ヨーロッパの貴族の家を装飾してきました。メディチ家ではユリを「力」(Power)のシンボルとしていました。
マレンマ

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夕刻の太陽は並木道をシルエットに変えます。イトスギと松の組み合わせが、この小道の風情豊かな情景をかもし出してくれます。
オルチャ渓谷

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2500年もの間、人々は南シエナから肥料などを注文してきました。ユネスコではこのトスカーナの地位を認め、2004年に世界遺産の授与をしました。
ピサの斜塔

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1173年に建設を始めた直後から傾き始めたと言います。その頃から複数の専門家によって、いかにしてまっすぐ戻すか試行を重ねられてきましたが、2001年までに傾斜を減らすことに成功し、現在は安定しています。 この傾斜は人々の興味を常に惹きつけています。
チェッレート・グイーディ

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秋はブドウの収穫期ですが、この地域の丘で育つブドウは苦味のあるサンジョベーゼのブドウであり、これが世界で有名なキアンティ・ワインの独特な個性を引き出しているそうです。
サン・ジミニャーノ

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12世紀と13世紀の間、“zerstrittenen”一族の指導者たちは自分たちの力を示すために家を高く建設していました。当時の荘園主は高さ制限をして、54メートルのグロッサの塔“Torre Grossa”は一番高い塔として建設されましたが、今では街の博物館並の高さとなっています。
マッサ・マリッティマ

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ガリバルディ広場(Piazza Garibaldi)には大きなクリスマスツリーが飾られ、そのてっぺんには星が灯されます。大聖堂で行われるクリスマスイヴのミサには住民たちが集い、12月25日のキリスト生誕を祝うのです。
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