2008年03月10日 11:02

うっかり死んでしまうと重い処罰を受ける村

 
死んではいけない村

南西フランスのとある村のお話です。

もちろん実話です。

この村は小さく、住人は260人ほどしかいません。

にも変わらず、亡くなった人を埋葬するための墓地が飽和状態なのです。

そこで、村長さんのとった行動なのですが…

なんと、埋葬するところが無くなってしまったために、死ぬことを禁止してしまったのです。

いや、禁じて死なずに済めばいいですが、そんなことは土台無理なお話。

しかし、村としても埋葬地の余裕もなく、これ以上死なれても困るわけで、そこでこんな掟を作ってしまいました。

「個人で埋葬地を用意せずに、この村(Sarpourenx)で死ぬことは禁止」

ついでに「破った者には重い処罰が与えられます」とまで。

こんな厳しい行動に出たのも、1月に埋葬地の拡張が認められなかったためで、70歳の誕生日を迎えたばかりの村長自身も、問題解決の糸口が見つからないことを杞憂しており「関係のない者には笑い事かもしれないが、我々には大問題だ」と伝えています。

Cemetery full, mayor tells locals not to die より

うーむ、うっかり死ぬことも出来ない、文字通り死活問題のようです。

長生きしてください。そういうことじゃないか(汗)

ゴミ問題などを抱える日本も笑っちゃいられない話ですが、「死んではいけない」というフレーズにはくすっとしてしまいます。


死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
エリザベス キューブラー・ロス Elisabeth K¨ubler‐Ross 鈴木 晶
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4 時代を超えて
5 訳がこなれているので、本の厚みを感じる間もなく読めます。おススメです。
3 宗教の違い

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