笑顔のかわいい片足の美人チアリーダー
デンバー大学でチアリーダーのキャプテンをしている彼女は18歳のレイシー・ヘンダーソンさん。
元気でかわいくて勉強に恋愛にと、そこらの18歳となんら変わらないどころか、チアリーダーは欧米の女子学生の花形であり、憧れの対象です。
しかしレイシーさんは、9歳のときに悪性の腫瘍ができて片足を切断しています。
それ以来、右足は義足なのです。
母親にチアリーダーを勧められてから努力してチームに入り、そして現在ではキャプテンを務めています。
彼女にインタビューをすると、彼女はどんな質問にも正直に素直に答えます。もちろん足のこともです。
「私は自分の足のことを、恥じても恐れてもいないわ。」と彼女は言います。
彼女自身がどんなささいなことでも質問するタイプの女の子だったそうです。
9歳のときにどうして自分の足が痛むのか、という自分では答えられない疑問と戦うことになりました。そのとき学校の先生は彼女の右足が全く歩けなくなっていることに気づき、その後MRIスキャンを受けると、ひざに腫瘍が見つかりました。
腫瘍は悪性で、「片足になって生きる」か「死ぬ」かの選択を強いられ、レイシーさんは「片足になって生きる」方を選んだのです。
そのときに彼女の一生を永遠に変えてしまう、ひざ上15センチのところで片足の切断が行われました。
「時々はちょっと感傷的になることもあるわ、ベッドからすっと歩いていけたらって思うようなね」
そう言いながらも、彼女は同情されるどころか、羨ましがられるポジションを獲得しているのです。
アメリカではチアリーダーというポジションはなかなかなれるものではありません。才能のあるものだけが、多くの試験などをパスして選ばれるという女性の憧れのポジションで、レイシーさんがチアリーダーに選ばれたときも60人が応募していたほどです。そして他の60人と同じ試験をこなしてきたのです。
もちろん最初は母親に「一本足のチアリーダーなんて観客が見たいかしら?」 と不安になって聞いたそうです。
しかし彼女はそのハンデを克服し、そして現在はキャプテンの位置を獲得したのです。チアリーダーのキャプテンという役目は人間的に未熟ではできない地位であることを思うと、彼女の努力、人望が伺えます。
しばしば彼女は周りのチアリーダーに溶け込み、彼女が義足だということに気づかない人がたくさんいるようです。
義足につけたステッカーがかなり目立つことを除けばですが。
「周りの人とそう変わらないわ。足が一本なだけよ。それ以外はばっちりよ。私は生きてるし、健康だし、それが自慢だわ」
One-legged Cheerleader Stands Tallより
前向きな彼女から応援されたら、選手もやる気がでないわけがないですね。元気をもらえて、温かい気持ちになるニュースではないでしょうか。
以下のリンクで動画も見れます。
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