サバイバル時に尿から飲み水を作る方法
日本は水に恵まれた国です。
適度に雨は降るし、蛇口をひねれば普通に飲める水が出てきますし、上水道・下水道という話になれば、日本は本当に素晴らしい国です。
頭で理解していても、飲み水がすぐ手に入るありがたさをなかなか実感できません。
日常で、わざわざ尿から飲み水を作るなんてことは、考えたくもないですよね。
しかしながら、災害や事故、断水といった命に関わる極限の状況になったとき、尿で生きながらえたなんて話は珍しくありません。
いざサバイバルに追い込まれたときのために、直接は抵抗があっても飲み水に変えることで生きながらえる確率は上がるかもしれない「飲み水の作り方」の紹介です。
用意するもの
ステップ1
まず地面に大きな穴を掘ります。そのときに出来るだけ湿った土が露出するまで掘ってください。そして清潔な水を受けることのできるものを掘った穴の真ん中に置きます。そして尿は全て、水を受けるもの中ではなく、その周りに放出してください。
ステップ2
夕暮れになったら大きなビニールシートか防水のシートを掘った穴の上にかぶせます。飛んでいかないようにコーナーは大きな石で止めておきます。シートが穴の両サイドに決して触れないようにし、水受けから約10〜20cm離れるようにしておきます。
ステップ3
水受けからちょうど真上の部分が少し下がっているようにします。石や缶などを置くとそこが結露と蒸留の焦点となります。昼間の日照時間に太陽光線によって尿を土から蒸留させ始めます。蒸発してきた水分がシートの上に集まってきます。
ステップ4
尿内の無機質成分や他の汚染物質は重すぎるためにほとんど蒸発せず、その結果閉じ込められた水分だけがシートに結露し水受けにたまっていくという仕組みです。
World Water Day - how to make water out of urine - print, Indiaより
聞くところによると、フランス外国人部隊とかチリの陸軍ではよく使うそうです。
ちなみに尿はいやだという人は涙でも同じ効果が得られるそうです(ってそんな泣けるのか)
この方法を使わずにすむことを祈るばかりですが、海水の蒸留なんかでもこの方法を見かけたりするので、飛行機が不時着して無人島〜なんてことになったら役に立つ日がくるかもしれません。やはり役に立たないことを願いますが…。
売り上げランキング: 1
手放せません
あれれ?