うっかり空港に忘れもの、なんと23ヶ月の子供

人は誰しも忘れ物をしますが、空港で自分の子供を忘れてしまったという人がいました。
いったいどうしたら自分の子供を忘れてしまうのかと思うのですが、そのことを乗務員に伝えられるまで気づかなかったのです。
この家族は最近フィリピンからカナダに移民してきたばかりで、バンクーバーで乗換えをしてウィニペグまで行くつもりでした。乗り換え時に荷物を出したり、また入れたりとしているうちに、搭乗まであと10分しかないというほど切羽詰まってしまいました。
そこで家族は搭乗ゲートまで走ります。父親、母親、祖父母、そして子供の5人です。
父親は、自分よりかなり前を走っていた妻と祖父母が子供と一緒にいるものと思っていました。同様に妻と祖父母は子供が父親といるものと思っていたのです。
さらに悪いことには搭乗した飛行機内で、この家族は別々の席だったのです。
その頃、この1歳11ヶ月になる赤ちゃんはバンクーバーの空港でたったひとり、セキュリティチェックと搭乗口の間を歩き回っていました。
空港の警備員がこの男の子を見つけたときにも、迷子の子供を捜す連絡は入っていませんでした。子供が小さいために搭乗券も座席もないだろうということで、このフィリピン人の家族ではないかと、エアカナダの乗務員が機内で両親に話しかけて初めて気づいたそうです。
ウィニペグに着くと同時に父親はもう一度バンクーバー行きの飛行機に乗り、子供を迎えに行ったそうですが、家族が別々に行動してしまったというのが災いとなったケースですね。
しかしながらこの家族、機内での連絡がなければ、子供がいないことにいつ頃気づいたのでしょうか。
広い世の中、映画ホームアローン(エアポートアローン?)のような話はときどき起こるようです。
Parents board flight, forget toddler at airport on their first day in Canada より