タイの高校にニューハーフ用のトイレができる
タイはニューハーフや同性愛者の多い国として有名です。
バンコクのカンパング高校(Kampang High school)で意識調査をしたところ、全校生徒2600人中200人もの生徒が、トランスジェンダーの意識を持っていることが明らかになりました。
トランスジェンダー
狭義には、「性別違和」を感じている人の中で、反対の性での生活もしくは、既存の性役割にとらわらない形での生活を望みながらも、形成外科手術までは望まない人。
そこで学校側が考えたのがトイレの赤い女性マークと青い男性マークを半分ずつくっつけて、ユニセックスのトランスジェンダー用トイレを設置したのです。
Examiner.comによると、タイという国は保守的ではあるものの、こういったトイレの設置などを率先して行うところは、タイの社会がトランスジェンダーへの深い理解を持っているためだろうとのこと。
学校の運営者は「それらの生徒たちがからかわれたり、じっと見られたり、あるいは恐れたりせず、安心してトイレに行けるようにする必要があった」と述べており、こういった動きは他の高校や大学へも影響すると考えられています。
こういったユニセックスのトイレができたのはこの学校が初めてではないようですが、大学などでは、今後トランスジェンダーの学生数を把握する必要があるとの見解を示しています。
とくにトランスジェンダーの奨励をしているわけではないとした上で、しかしながらある程度学校内に占める割合が多い場合は、やむをえないとしています。
(AP Photo/Sakchai Lalit)
生徒の幾人かは歓迎しており、鏡を見ながら堂々と顔にパウダーをつけられると喜んでいます。
多い国とは聞いていましたが、それにしても2600人中200人というのは、さすがに多すぎないですか…。
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