2008年07月14日 12:22

知っておきたい、食べるべきか避けるべきか7つの食品の長所・短所

 
7つの食品の長所・短所

食品の良し悪しはいったいどこでわかるのでしょうか。

体に悪いと言われていても美味しいものだったり、体に良いと言われていてもアレルギーがあったりと、なかなか善悪をつけるのが難しいです。

良いのか悪いのか、特に取りざたされることの多い7つの食品について、長所短所をご紹介します。

1. チョコレート

チョコレート
長所
・ダークチョコレートは抗酸化食品として効力があり、カテキンオリゴメリック・プロアントシアニジン などのフラボノイドを多く含有している
・心臓血管システムを保護する効果がある冠動脈の血管拡張を誘発し、冠動脈の機能を改善させ、血小板粘着性を減少させる
・気持ちを高揚させる
・血圧を下げる効果がある
・カリウムとマグネシウムが豊富である

短所
・脂肪分、糖分、カロリーが高い
・中毒になりやすい特性を持つ、能動的な化合物を含んでいるため癖になりやすい
・敏感な人は偏頭痛を誘発する
・胸焼けを起こす原因となりうる
・尿中の血中シュウ酸を上昇させ、腎臓結石の原因となる

2. 赤肉

赤肉
長所
・鉄分や亜鉛などのミネラルが豊富である
・ビタミンB、ビタミンDが豊富である
・完全なたんぱく質を摂取できる

短所
・心臓疾患と関係のある飽和脂肪酸を多く含む
・肉の摂取は大腸疾患のリスクを大いに高めることがわかっている
・炎症性多発性関節炎のリスクを高めると発表されおり、リューマチ性疾患の原因となる
糖尿病の原因となる

3. ナッツ

ナッツ
長所
・ビタミンB、E、セレン、カルシウム、マグネシウム、銅、リン、鉄分などを豊富に含む
・たんぱく質を豊富に含む
・繊維、不飽和酸脂肪などを含み栄養価が高い
・コレステロール値が低い
・胆石の予防になる
・心臓疾患の予防になる
糖尿病のヘルシー食品である
・老齢による視力の低下を減少させる

短所
・ナッツそのものは脂肪は少ないが、味付けのしてあるものは脂肪分や糖分や塩分が多く含まれる
・カロリーが高い
・アレルゲンとなりうる
・腎臓結石の原因になりうる
・発がん性のあるアフラトキシンはナッツ類などに繁殖するカビ菌に含まれている

4. コーヒー

コーヒー
長所
・抗酸化食品である
パーキンソン病のリスクを減らす
・糖尿病のリスクを減らす
肝硬変の予防になる
胆石の予防になる ・腎臓結石のリスクを減らす
痛風によい
カフェインが仕事の能率をあげる

短所
・研究段階ではあるが、心臓疾患のリスクを高めると言われている
・沸騰したコーヒーの多量摂取はコレステロール値を上げる
・血管の機能に関して悪影響を及ぼす
・カフェインは心臓のリズムを崩す要因となりうる
・血圧に悪影響を及ぼす
・カルシウムを排出させるので骨粗鬆症の原因となる
・カフェインは中枢神経を刺激するので睡眠の妨げとなる
・胸焼けの原因となりうる
・脱水症状の起因となる

5. 卵

卵
長所
・ビタミンA、D、E、B1、B2、B6、B12、鉄分、亜鉛、カルシウム、ヨウ素、セレンと含まれている
・たんぱく質が多く含まれている
・目の疾患や加齢による視力の衰えを減少させる
・記憶や認知に関して脳の働きを改善する

短所
・コレステロール値が高い
・卵の多量摂取は糖尿病患者の冠動脈疾患のリスクを高める
・アレルゲンとなりうる
・生卵はサルモネラ菌を含んでいる可能性が高い

6. 赤ワイン

赤ワイン
長所
・ポリフェノールを多く含む
・冠動脈疾患の予防になる
・コレステロール値を下げる
・血栓のリスクを下げる
・アテローム性動脈硬化を妨げる
・食事の時に飲む赤ワインは血圧を上げない
・いろいろな死因のリスクを減らす
・発作の危険を減らす
・腎臓結石のリスクを減らす
アルツハイマーのリスクを減らす
・喫煙による害を減らす働きがある

短所
・偏頭痛の原因となりうる
・アルコール成分が脱水症状を起こさせる
・アルコール成分が運転能力を低下させる
・アルコール成分が薬品と相互作用を引き起こす
・アルコール成分が酔いを引き起こす
・妊娠中のアルコール摂取はいろいろな弊害をもたらす
・多量摂取は肝硬変など肝臓に負担を与える
・多量摂取はアルコール中毒や依存を引き起こす

7. ビール

ビール
長所
・ビタミンB群、マグネシウムなどが豊富である
・適量であれば冠動脈疾患を予防するという報告がある
・適量であれば善玉コレステロールを増やす
・腎臓結石の予防になるという報告があり、フィンランドの研究結果によるとリスクを40%下げるとされている
・放射線の露出による染色体の損傷を減らす、という発表が日本から出ている

短所
・ビールの飲みすぎはビール腹を作る
・ビールは胃液を刺激するので胃食道逆流症を誘発し、胸焼けを起こす可能性がある
・日常的なビールの摂取は血圧をあげる
・他のアルコールに比べて尿酸の原因となるプリン体が多く含まれるため通風になりやすい
・脱水症状を起こす
・酔いを引き起こす
・運転能力を低下させる
・薬品との相互作用を引き起こす
・妊娠中はいろいろな弊害をもたらす
・アルコール中毒や依存を引き起こす


この食品が良い、悪いと言う情報に振り回されることが多いですが、こうして見ると一概に良い・悪いと一方的ではないことがわかりますね。

それぞれの利点・欠点を見ながら、バランスよく適量を楽しんでいくのが良さそうです。

To Eat Or Not To Eat? The Good and The Bad of 7 Common Foodsより

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1. [ネタ]食べ過ぎてはいけないけど、食べなさ過ぎてもいけないもの  [ No reason Tomorrow will come ]   2008年07月14日 22:28
体に悪いと言われていても美味しいものだったり、体に良いと言われていてもアレルギーがあったりと、なかなか善悪をつけるのが難しいです。 良いのか悪いのか、特に取りざたされることの多い7つの食品について、長所・短所をご紹介します。 らばQ:知っておきたい、食べるべ
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