時間の計算もできないなんて…とんでもない駐車違反の取締り
イギリスでは駐車違反を切るのは警察の仕事ではなく、Traffic warden(交通巡視員)と呼ばれる、市から雇われた路上駐車の取締員がします。
ちゃんと制服もあり、切符を切る機械をぶらさげて歩いています。
日本と同じく違反切符を片っ端から切っていくので、一般ドライバーからは嫌われていますが、彼らもそれが仕事です。
さて、デヴォン州に住む男性が、不当に切符を切られてしまったのですが、その理由は巡視員が時間の計算ができないというものでした。
不便なことにイギリスの駐車場は前払いが大半です。
前もってどれくらい車を停めておくのか予測しておかないといけないわけで、たとえば2時間分とか3時間分といった感じで駐車券を買います。
2時間分のチケットを買って、3時間停めてしまうと、不運にも見つかれば駐車違反の罰金が発生してしまうのです。
Daily Mailによると、この男性はPM2:49に車を停め、75分の駐車券を買いました。チケットにはPM4:04までと記入されました。ところがPM3:41戻ってくると50ポンド(約1万円)の罰金の知らせが車に貼られていたのです。
彼は巡視員を見つけ出して、自分のチケットを見せました。ところがこの巡視員は計算に弱い人だったらしく、14.49に0.75を足すという、とんでもない計算のしかたをしており、その答えが、15.24だったことから、PM15:24以降を罰金としたのです。
あきれた男性が、時計の計算は十進法ではないことを必死で説明しましたが、巡視員は理解できず、そのまま立ち去ってしまいました。
後に説明を受けた市から、謝罪を含めた駐禁取消の手紙が送られてきたそうです。
こんな計算のできない人がこういった仕事に就けるのもどんなものかと考えてしまいますが、その後、市は研修トレーニングを実施したそうです。
そのトレーニングの中身は、日本なら小学校低学年で行う時計の計算のことなのかな、と気になるところです。
光文社
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居酒屋タクシーとか・・・。
薄い
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お役人の言い訳