全くイケてなかった3つの発明品
世の中には便利な発明品がたくさんある反面、日の目を見ることなく消えていく発明品も無数にあります。
実用的でなかったり、コンセプトに問題があったり、時代が悪かったりと、理由はいろいろですが、アイデアや商品を知る上では興味深いものがあります。
そんなポイントがちょっとずれた3点の発明品をご紹介します。
ブラジャー温め器
寒い季節、朝起きて一番にサテンやシルクのあの冷たさがつらいだろうと、ブラジャー専用の温め器を考案したようです。
女性に優しく、コンセプトとしては間違っていないとは思うのですが、単に暖房の近くに置くだけでいいのでは?と思うのは皆一緒なのか普及しませんでした。
信長公の草履を懐で温めた秀吉のように、ブラジャーを温めても女性の心はつかめないようです。
サン・ポッド
80年代に発明されたそうですが、ビーチがうるさすぎるとか、蚊から守るとか、セクシーなおねーさんを見世物にするとか、いろいろ使い道がないわけでもないのですが、何しろ日差しの強いビーチに置くと、どんな美しい人でもじっくりと調理されてしまうことが欠点のようです。
あっ、そうだ!いっそ調理器具にすれば売れるかもです。(んなわけない)
猫語翻訳機 ミャウリンガル
バウリンガルは大ヒットしました。犬の気持ちがわかる(つもりになる)なんて、なんて画期的な発明だろうと喜ばれました。そして安易に誰もが思いつくであろう猫バージョンとして売られたのがこのミャウリンガルです。
成功しなかった理由はいくつか考えられますが、まず猫は気まぐれで犬ほど賢くなく、精度の悪い翻訳内容を見ても、「それはちがうだろ」と自己解釈をする人が多かったそうです。
なによりも、猫は犬と違い、なかなか都合よく鳴かないのです。そこで、とにかく鳴かそうと餌で釣ったりするわけですね。
そして「よし、鳴いたぞ」と猫の気持ちを調べるわけですが……
「腹減った、に決まってるだろ!」となるわけです。
声のトーンで犬や猫の気持ちがわかるなら、人間が本音ではどう思ってるか翻訳する機械を作れば意外とヒットしたりして。どこか作ってみません?
Inventions which never saw the light | Mail Onlineより