駅のコインロッカーに9年住んでいた男

世の中はマイホーム志向の人ばかりではありません。
一定の環境さえ整っていれば、どこに住んでもいいという人も意外に多いようです。
家の無いホームレスの人々も、どこかには寝泊りしているわけです。
それがどこかと言うのが問題ですが、なんと駅のコインロッカーに住みついている人がいるというのです。
ドイツのマイク・コンラッド(29歳)の
Telegraphによると、1999年に付き合っていた彼女の家を飛び出して以来、夜になるとこの50センチx60センチのロッカーに足から体を入れ、寝ていたのです。
逮捕されるまで駅の職員からは200回も追い出しをくらっていましたが、とうとう管理側も起訴することに決めたそうです。
コンラッドによると若者に数え切れないほどロッカーを施錠されたことがあるそうで、その場合は駅の職員が開けるまでそのままだったそうです。
彼はほんの少しだけドアを開けて寝るのだそうですが、いたずらで通りすがりの若者たちにロックされてしまうのだそうです。
この起訴裁判で裁判官は9ヶ月の禁固刑をコンラッドに言い渡したそうですが、コンラッドの弁護士は彼に必要なのは精神ケアで刑務所ではないと反論し、医学的な検査を受けることになっているそうです。
鍵まで掛けられてしまうロッカーよりも、ましな寝床はなかったのかと不思議に思いますが、弁護士の言うとおり精神的な問題を抱えているのかもしれません。
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