「紙幣も銀行も信用できない」硬貨でトラックを購入
車を買うとなると結構な大金ですから、なかなか現金支払いというわけにもいきません。
世の中便利になり、振込み、カード、小切手など支払い方法はいろいろあるわけです。
ところがトラック購入を現金で、しかも硬貨で支払うというつわものがいました。
アメリカのスプリングデイルで、ジェームス・ジョーンズさんはトラックを買いにディーラーへやってきました。
彼が欲しかったのは、0.5トンの赤いシボレーのトラックで、きちんと支払いも出来る人でした。
面白いのは支払い方法で、彼はコーヒー缶にぎっしり詰めたドル(約88万円)の硬貨で、トラックを購入したのです。16缶に詰められた硬貨は貯めるのにも時間がかかったと言います。
店側では19年のビジネスでこんな経験は初めてだと驚いており、最初ジョーンズさんが冗談を言っているのかと思ったそうです。
ところが実際にコインを差し出され、そこから数える作業が始まりました。硬貨の種類は1ドル硬貨のみならず、50セント硬貨、25セント硬貨、20セント硬貨とあり、1時間半も要して数えたそうです。
70歳になるジョーンズさんは「銀行や紙幣を信頼できず、自分のお金はいつも硬貨で持っていた」と言っています。
紙幣はすぐに燃えてしまいますが、硬貨は破損しにくいと言う理由だそうです。49歳になる息子のデニスさんによると「父はずいぶん昔からコインを貯めていた」そうです。
学校の給食費などもすべて硬貨で支払ったとデニスさんは言います。
しかし、コインで受け取って数えたディーラーが一番えらいと思うのですが、これ日本のディーラーでも可能なのでしょうかね。
Truck buyer uses $8,000 in coins | Cincinnati Enquirer | Cincinnati.Comより