自由の女神の建築風景はこうなっていた…19世紀に撮影された写真
自由の象徴でありニューヨークの象徴でもある世界遺産、自由の女神像。
アメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスから贈呈され、マンハッタンの南、リバティ島で1886年に完成しました。
フランスで一度仮組みされた後、214個のパーツに分解し、ニューヨークへ運ばれたそうです。
パリで建築、仮組みされたときの写真がありましたので、ご紹介します。
1878年、パーツを作成するパリの
写真は1880年のもの。
1883年にはパリの公園で頭部が展示されたそうです。
1883年。着々と胴体が組みあがり、手には
1884年。
見事な自由の女神像が完成。これからバラしてニューヨークへと運ぶわけです。
顔のパーツだけ見ると、自由とはちょっと不機嫌な感じです。
裏側。
足のパーツ。
ニューヨークで組み上げられたときのイラスト。
台座の資金には国民の寄付が集められ、1886年に堂々完成しました。雨が降っていたにもかかわらず、除幕式には100万人以上が集まったと言います。
設計したのはフランスの彫刻家、フレデリク・バルトルディ。彼は巨大な像を造るにあたり最先端の鉄骨技術が必要と考え、後にエッフェル塔を設計するギュスターヴ・エッフェルに内部設計を依頼しました。
参考:19世紀に撮影されたエッフェル塔ができるまでの写真13枚
あまり知られていませんが、正式名称は
「世界を照らす自由」"Liberty Enlightening the World"
と言うそうです。
現在 9.11テロ事件の影響で、頭部展望台へ登れないのは残念ですね。
Statue of Liberty Construction, NYPL Digital Gallery | Results より
自由論 (光文社古典新訳文庫)
posted with amazlet at 08.08.22
ミル
光文社
売り上げランキング: 17310
光文社
売り上げランキング: 17310
おすすめ度の平均:
"理想"社会主義の資本論なら、民主主義の自由論
自由主義の秀逸な理論書
必読書が良訳で
今の時代だから読むべき