押し寄せるバイク…ネパールのガソリン不足で数日待ちの行列

世界中でガソリンが高騰し、日本の所得レベルでも生活を圧迫しています。
当然ながら所得の低い国ではさらに厳しいわけで、買えるガソリンがあるだけましなのかもしれません。
不足しているネパールでは、わずかの配給先に行列が押し寄せる状況になっているそうです。
ネパールでは、政府の独占業者がインドから後払いでガソリンを仕入れて供給していました。しかしこの独占業者は既に去年からかなりの未払い額があり、とうとうインドから後払いでの供給を打ち切られてしまったのです。
当然の結果としてガソリンは不足していきます。どこも行列がひどく、現在は配給状態となっています。行列は何キロにもおよび、配給される量は非常に少ないのが現状のようです。

政府が値段を設定しているために値上げはできず赤字になるため、配給量はさらに少なくなり7月は需要の半分しか輸入できていないそうです。
ネパールの労働者は何時間も、ひどいときには何日もガソリンを待つことになっており、生活が逼迫されている状況だそうです。

ガソリンの値段をどうにかして上げたいネパールのガソリンディーラーの取締役であるShiva Prasad Ghimire氏は、この政府の助成金制度が国を破壊しつつあると述べています。
国連によると、ガソリン高騰ともに食料なども20〜30%値上がりしているそうですが、生活の圧迫感が写真からも見てとれますね。
Nothing To Do With Arbroath: In fuel-starved Nepal, filling tank is a full day's jobより
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