銀行の悪口をパスワードにしたら、銀行側が「それはちがう」と勝手に変更していた
今はもう何をするにもパスワードを決めないといけない世の中ですが、みなさんはどうやって決めていますか?
とある銀行のテレフォンバンキングでパスワードを設定したら、そのパスワードが銀行のスタッフに勝手に変更されてしまった、というニュースがありました。
イギリスの銀行でロイドと言えば大手中の大手です。
BBC NEWSによると、スティーブ・ジェットリー氏は当銀行と保険についてもめたことから、無料で口座をもらいました。そしてその口座でテレフォン・バンキングの機能を使うためにパスワードを設定したのですが…。
もめた事で腹を立てていた彼が設定したパスワードというのが、「ロイドはパンツだ」"Lloyds is pants" というものでしたが、さっそく使おうとするとパスワードがマッチしないと言われ、パスワードが変更されていたことに気づいたのです。
変更されていたパスワードは「それはちがう」"no it's not"というものだったらしく、ロイドのスタッフの一人が変更したのだそうです。最初はおもしろいと思った彼も、パンツのパスワードに戻せないことを知って怒り心頭だったようです。
しかたないので今度は「ロイドはゴミだ」"Lloyds is rubbish"にしようとしましたが、それも却下され、次にライバル銀行のバークレイの名前を出して、「バークレイのほうが良い」"Barclays is better"で確認したところ、それもダメだったそうです。
ルールを変えられたようで、1語でないとダメと言われてしまいました。そこで選んだ言葉が検閲と言う意味の「センサーシップ」"Censorship"。今度は6文字以内でないといけない旨を伝えられました。
ロイド側では、ジェットリー氏がそのような方法でロイドに対する気持ちを表現することを遺憾としながらも、客の同意なしにスタッフが勝手にパスワードを変えるべきではないとし、変えたスタッフはロイドにすでに勤務していないという謝罪の手紙が送られてきたそうです。
パスワードの無断変更などされたら、セキュリティに対する信頼などできるわけもなく大問題ですが、その内容が返事になっているというのも、ある意味ユーモアを感じますね。
愛社精神を発揮しすぎたのか、大手銀行にしてはやることがセコいのか、どう思います?
日経BP社
売り上げランキング: 3687
非常に丁寧なネットワークの解説書
目からうろこ
読んで納得、あとあと御得
TCP/IPの入門には向かない