排水溝の中を70メートルも流された3歳少女、奇跡的に助かる
世界各地で雨が多いですが、イギリスでも大雨が続いており各地で浸水する被害が出ています。
流れの激しい排水溝に吸い込まれ70メートルも流され、助かった3歳児のニュースが各メディアで話題になっていましたのでご紹介します。
The Daily Mailによると、家族と公園に来ていた3歳の少女リオナ・バクスターちゃんは、水たまりを楽しそうに飛び跳ねていました。
すると突然転んだように見えたのですが、立ち上がることなく、こつ然と消えてしまったのです。
そこにはあふれ出る水で開いてしまったマンホールのふたと、激しい週末の雨水が容赦なく流れ込む排水溝があり、その中にリオナは吸い込まれて行ったのです。
父親のバクスターさんは慌てて水たまりに駆けつけましたが、そのとき初めて水が渦を巻いて吸い込まれている事に気づきました。手を突っこんで入り口を手当たりしだい探しましたが、何の手がかりも見つかりません。
水底で金属に触れ、それがマンホールのふたであることに気づきました。すると妻が叫び、10ヶ月だった飼い犬も同じように排水溝に吸い込まれて行ったのです。
彼はこの排水溝の水が川へ流れ込んでいる事を察知し、慌てて川まで走りました。川岸までやってくるとリオナのコートが見えます。彼女はコートを着たまま顔を下にして意識を失っていました。
慌てて川に飛び込み、リオナを抱きかかえます。彼女は身動きひとつせず息もしていませんでした。背中をたたき、水かさが増してきたのでリオナを妻に渡すと、受け取った妻はすぐに救急措置をとり、奇跡的にもリオナは口から水を吐き出して呼吸を始めたそうです。
リオナが流されたこの排水溝から川までは70mもあり、助かったのは奇跡的だったと言われています。
両親は世界で一番幸運だと語っています。
彼女は吸い込まれるときの様子を良く覚えているそうで、スイミングの先生から言われたとおり、スターフロートと呼ばれる星型(大の字)になって浮こうとしたらしいですが、「勢いが強くて狭かったから無理だった」と言ったそうです。
子供が助かるとほっとしますね。
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