仕事中にルームランナー、ジョークではなく本気で導入している会社
営業で外を歩き回る人はともかく、一日中、社内のデスクに座りっぱなしという人も多いかと思います。
そうすると1日に歩く時間はほとんどなく、運動不足でメタボまっしぐらの不健康になっていくわけです。
そこで仕事中に運動不足を解消しようと、仕事中にルームランナーで歩くという方法が編み出されました。
ここまで聞くと「なんだネタか…」と思われるかもしれませんが、実際に導入している会社があり、しかもかなり効果的と評判がいいそうです。
エクササイズルームで運動するというのではなく、本当に歩きながら仕事をするというこのコンセプト。
意外と脳の活性化にいい…のかもしれません。
アメリカのミネアポリスの法律事務所に勤めるテリーさんは、毎日5kmほど歩いているそうです。彼女によると「ジムなどに通うより、仕事中にタイピングしながらのほうが手軽」とのこと。
コンピュータープログラマーのブラッドさんも仕事をしながら8kmも歩いているそうです。
40歳のローズさんは心臓手術を受けてから、医師に体重を減らすように言われ、同様のエクササイズを始めたと言います。
これを考案したのは内分泌系の医師であるジェームス・レヴァイン医師。
2005年に、肥満の人に比べて健康的な人は日常の動きによって350キロカロリーほど多く消費していることを知り、ルームランナーを職場に導入して仕事机を組み合わてみたそうです。
最初は馬鹿げたアイデアだと思った別の女性も、集中力が散漫することがなくなったと言います。それを使うまでは会議中に別のことをしたくなる衝動にかられたそうですが、エクササイズを始めてからは人の話を集中して聞けるようになったというのです。
PCの前にずっと座りきりな仕事は増えたとは言っても、運動をしながらまともに仕事なんて出来るのだろうかと思いましたが、実際に効果的だと言われると気になってしまいますね。
日本のでもそのうちルームランナーを導入するような、奇抜な会社が出てくるのでしょうか。
Fitness - I Put In 5 Miles at the Office - NYTimes.comより