2008年11月26日 23:30

イタリアの政党、赤ちゃんにムッソリーニの名前を付けたら18万円プレゼント

 
ムッソリーニ

赤ちゃんが生まれたら、親は色々な願いを込めて名前を考えます。

どんな名前をつけるのも親の自由ですが、イタリアでは、生まれた子にムッソリーニの名前をつけたら1500ユーロ(約18万円)を支払うと、右翼政党が申し出ているそうです。

BBC NEWSによると、イタリアの政党でかなり右派である「社会運動・三色の炎」"Movimento Sociale-Fiamma Tricolore (MS-FT) "が、ちょっと変わった少子化対策をしているようです。

イタリアを代表するファシスト党首であるムッソリーニですが、彼の名前である、「ベニート」を男の子に、その妻の名前「レイチェル」を女の子に名づけた両親には、1500ユーロを提供すると言うものです。

党では差別的な意味はなく、ベニートとレイチェルは単に「良い名前」なので、カジュアルに考え付いたと主張をしているようですが、イタリア人にとってその2つの名前はファシズムを象徴するムッソリーニとその妻と言うのが一般の認識だそうです。

この補助金の導入はイタリアの南部の5つの地域で行われているようですが、もともとは地域の少子化を救うために考えられたようです。

少子化問題があるのは日本だけではないようですね。

そう言えば昔、イタリアへ行くのにたまたま飛行機で隣に座ったイタリア人の夫婦が、子供が欲しいができないと言っていたのを思い出しました。

真偽の程はわかりませんが、その夫婦はイタリアは不妊に悩む女性の割合が世界一だと言ってました。

少子化の対策として補助金が出るのはいいですが、同じ名前の子供ばかりになるのはかまわないのだろうか、と思うのは余計なお世話でしょうか。

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