ケンブリッジ大学のてっぺんにサンタの帽子が…、消防車3台出動する騒ぎに
本来大学生というのは勉学に勤しむものですが、ユーモアやいたずら心に火がつくと彼らのエネルギーは計り知れないものがあります。
ケンブリッジ大学のカレッジの1つである、ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ(Gonville and Caius College)で、学生がジョークにサンタクロースのあの赤い帽子をカレッジのゲートのてっぺんにかぶせてしまったのでした。
このコミカルとも言えるこのいたずらを大学側はユーモアとは思わなかったようです。
すぐに帽子の撤去をする措置を取るのですが、なんと3台の消防車で10人以上の消防士が1時間以上かけて、ようやく帽子を取り外したとのことです。
地元の人は「大きな火事でもあったのかと思った」と言い、サンタクロースの帽子が救い出されるまでに、油圧式のはしごとかなりの時間がかかったそうです。
周りには人だかりが出来、一時的に道路も閉鎖したため渋滞を招く事態となりました。
いったい誰がどうやって帽子をかぶせたのかは謎のままらしく、特にこのゲートのてっぺんに登るのは不可能だとされています。
1937年に発行された「The Night Climbers of Cambridge」(ザ・ナイトクライマー・オブ・ケンブリッジ)と言う本があり、それを参考にしたのではないかと推測されています。
ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジは1348年に創立された由緒ある大学で、あのスティーブン・ホーキング博士も現在、特別研究員として在籍しています。
医学で定評のあるカレッジですが、学生のユーモアも抜群ですね。
ですがケンブリッジ大学の新聞には、危険と規律についてつらつらと述べてあり、極めて遺憾だと、これに関係した者に対する処罰の意を示しています。
ということできっと犯人は出てこないとは思いますが、いったいどうやって登ったのか気になりますね。