離婚した前妻に生活費を払わなくてよくなった理由

離婚には大きな精神力と財力がつぎ込まれます。
特に欧米では、女性側からすると二人で築き上げたものでも半分になってしまい、男性側からすると何もかも半分持っていかれてしまうという、そういった印象を持つようです。
離婚によって、慰謝料や生活費の支払いを命じられることが大半ですが、アメリカでその支払いを停止してよいという判決が出ました。
離婚すると男性は女性側に対して生活費や養育費の支払いを負うことが多く、夫のアンドリュー・クレイサッティは妻のパトリシアと2001年に離婚し、生活費を支払うことで合意しました。
その内容は元妻のパトリシアが別人と3ヶ月以上同居するか、再婚するまでは支払いが続くというものでした。
ところがパトリシアが2005年に酒気帯び運転で2名に重傷を負わせ、9年の刑を言い渡され服役したのです。
それを知ったアンドリューは支払いの停止を求めて裁判を起こしました。
面白いのは判決の内容で、「女性は他の服役者と同居しているとみなし、よって、支払いは停止してよろしい」というものでした。
投資家のアンドリューは、それまでパトリシアに毎月2000ドル(約18万円)の支払いをしていたそうです。
パトリシアさん弁護士は、彼女の状況につけこんだやり方だと非難しているようです。
2000ドルも毎月もらえると、なかなか他の人と同居をしないと思いますが、これによって出所後は同居者を探すようになるのかもしれません。
元々の生活費を払い続ける条件も、それを停止する判決も、どっちも無茶な気がする話ではあります。
Husband to stop paying ex-wife maintenance because she's 'cohabiting' in jail - Telegraphより
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