末期患者の思い出いっぱいのカメラを盗んだ泥棒、良心がとがめ返す
凶悪犯罪のニュースが後を絶ちませんが、中には良心がとがめる泥棒もいるようです。
ある余命少ない女性のカメラが盗まれたのですが、「家族の思い出がつまっているので返して欲しい」とテレビで涙ながらに訴えたところ、返ってきました。
ジェイミー・マッケルラスさんは、遊園地で家族と撮った写真がぎっしり詰まったカメラを盗まれてしまいました。
末期患者の彼女は、自分が死んだあと子供たちが自分のことを覚えていてくれるようにと、家族ののスクラップブックを作っていたのです。
ところがレストランで食事をしている間に、車の中に置いてあったカメラを盗まれてしまいました。
このカメラは2年前に心臓発作で亡くなったマッケルラスさんの父親から受け継いだ形見でもありました。
悲痛な思いで「カメラを返してください」と彼女は事件のあらましをテレビのニュースで伝えたのです。
「思い出を返してほしいだけなのです」と声を詰まらせて訴えました。
すると放送された数日後にレポーターに電話があり、「駅の駐車場の赤い車の後ろを見るように」と指示があったそうです。
電話の主は名前を名乗らず、「テレビを見て罪悪感を感じたのでカメラを返したい」と伝えたそうです。
レポーターがカメラをマッケルラスさんに直接手渡すと、彼女は信じられないという表情で目に涙を浮かべました。
「どなたかわからないけれど、本当にありがとう、これがどんなに大事なものか説明できません。良心を持っていてくれて本当にありがとう」
そして、もし泥棒が捕まっても、彼女は起訴はしないと言ったそうです。
泥棒は悪いことですが、ジェイミーさんの残りの人生を考えると少しだけ褒めてあげたくなるのも、きっと彼女の人徳によるものでしょう。
FOXNews.com - Stolen Camera Returned to Dying Mother After TV Appealより
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