たった一匹の蚊からDNAが割り出され逮捕

DNA鑑定が発達したおかげで、かなり正確に個人を特定できるようになりました。
特に犯罪捜査などについては、確かな証拠として利用されています。
フィンランドで容疑者が逮捕されたのですが…。
盗まれた車の中にいた、たった一匹の蚊の血液から特定されたそうです。
BBC NEWSによると、乗り捨てられた車の中にいた蚊から採取されたDNAのサンプルが、警察に登録されている男のものと一致し、容疑者として逮捕されました。
男は容疑を否認し、ヒッチハイクをして乗せてもらっただけと供述しているようです。
車は6月に盗難に遭い、数週間後に25km離れたところから出てきたということですが、犯人を確定するのに初めて昆虫を使ったと伝えています。
車内で蚊を探していたわけではなく、綿密な現場捜査によるものであると、警察はコメントしています。
日本だと蚊は夏の虫で、マラリアの媒体となるハマダラカ蚊も気温の高い熱帯に分布するので、寒いフィンランドに蚊がいるの?と思うかもしれません。
しかし寒冷地に生息する蚊も多く、シベリアやフィンランドは蚊が多いそうです。
生活するにはつらそうですが、治安という意味ではいい抑止力となるかもしれませんね。
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