おもちゃの黄色いアヒルを探せ…NASAが発見者に謝礼
黄色いアヒルと言えば、あの小さな子供がお風呂で遊ぶゴムのおもちゃですが、NASAが黄色いアヒルを探しています。
発見者にはNASAから謝礼が出るとのことですが…。
正確には「発見して連絡をくれた人には小さなお礼をします」ということなのですが、北極付近の氷の溶け具合を確認する調査の一環のようです。
あの黄色いアヒルが使われた理由は、かなり低温でも耐えられる特徴を持っているからとのことです。
グリーンランドの氷河に出来た穴に90個のアヒルを落とし、溶けた氷の流れをアヒルの動きで調査しようというものです。
現在のところまだアヒルは1つも見つかっておらず、最初の1個目のアヒルを見つけた人へ100ドルの謝礼金を支払うと発表していますが、どのアヒルにもメールアドレスと「謝礼」と言葉が3ヶ国語で書いてあるようです。
しかし90個もあって謝礼は最初の1人だけ、それも100ドルというのはNASAにしてはケチくさいような…。
ロケット一個飛ばすのに天文学的な予算を掛けているのに…、なんて思ってしまいます。
でもあまり謝礼を大きくしてしまうと、強引な探索でデータの信頼性が損なわれたり、事故や環境破壊につながりかねない、と考慮しているのかもしれませんね。
それにしてもこのアヒルたちは今頃どこにいるのでしょうか。
見つかり始めたら北極を旅したNASAのアヒルとして、むしろその後高く売れそうです。
Nasa hunts for rubber ducks used to track melting of Arctic icecap | The Guardianより
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