人類が絶滅させてしまった5種の動物
人類が絶滅させてしまった固有種は数多くいますが…
そのなかでも、特に代表的な5種の動物をご紹介します。
英名:quagga
南アフリカの草原に生息していたクアッガは、体高135cmで、クアッハーと鳴くことからこの名前がついたそうです。開発や乱獲により数を減らし、1882年8月12日に絶滅が確認されました。
ちなみに上半身だけシマウマみたいな縞模様があるのが特徴的ですが、いったいなんの利点があってこう進化したのか、わかっていないそうです。
フクロオオカミ
英名:Tasmanian Tiger
フクロオオカミは、別名タスマニアオオカミ、またはタスマニアタイガーとも呼ばれています。タスマニア島に生息したオオカミの一種ですが、ほかのオーストラリアの動物と同様に有袋類です。1936年に最後の固体が動物園で死亡しました。
このように別のグループの生物が、系統に関わらず似通った進化を遂げることを収斂進化といい、貴重な例となっています。
ちなみにニホンオオカミが絶滅したのは1905年(明治38年)だそうです。
カスピトラ
英名:"Caspian Tiger" or "Persian Tiger"
カスピトラ、別名ペルシャトラは、カスピ海沿岸からパキスタン北部にかけて生息していました。あごの下の毛が長く、全長3m以上、体重200kgと大型でした。トラは近代になって毛皮や漢方薬の材料として乱獲され絶滅したものが多いそうです。1970年代に絶滅したと言われています。
オオウミガラス
英名:Great Auk
オオウミガラス(大海烏)は北極海〜北大西洋に生息し、本来この鳥こそがペンギンという名前で呼ばれていました。1844年に絶滅後、南半球にオオウミガラスに似た鳥がいたのでペンギンという呼び名が受け継がれたそうです。
天敵がほとんどいないオオウミガラスは繁殖力も低く、人を恐れなかったため乱獲されていき個体数を減らしていきました。
ドードー
英名:Dodo
マダガスカル沖のモーリシャス島に生息していたドードーは、人類が絶滅させた最も有名な動物のひとつです。
1507年に発見され、1681年を最後に目撃されることがなくなりました。最初に発見されてから200年も経たずに絶滅させてしまったことで、固有種の絶滅に対する反省例として扱われることが多い鳥です。
ダチョウ同様に翼が退化し、「ドードー」とはポルトガルでのろまを意味するように、飛ぶことはもちろん速く歩くこともできなかったといわれています。
Funnbee.info: Five Animals Humans Destroyedより
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