2009年01月09日 05:00

妻に移植した腎臓、夫が「返せ」と裁判起こす

 
移植手術

ニューヨークに住むバティスタ夫妻。

2001年に夫で医師のリチャードさんは、妻で看護士のドーネルさんが腎臓の病気になったため、自身の腎臓を提供しました。

ドナー適合する確率は70万分の1という奇跡的なマッチングだったそうですが、偶然にも夫婦間で腎臓移植が可能となったのです。

ところが…

二人はその後、泥沼離婚の道を歩みます。

妻のドーネルさんの浮気が原因のようですが、それに対し夫のリチャードさんは提供した腎臓を返すか、あるいは150万ドル(約1億4千万円)を支払うよう訴え出たのです。

夫

愛する妻の命を救いながら裏切られたリチャードさんはその苦痛を語り、自分の提供した腎臓の返還を求めました。

妻のドーネルさんはコメントを一切出しておらず、彼女の弁護士は訴えられた内容に対し、「非道徳的な上に、不可能である」と伝えているようです。

実際に返還することは無理とは言え、文字通り身を削った夫が妻に浮気されてしまうなんて、訴える気持ちも分かる気はします。

結婚時の幸せそうな二人の写真を見ると、愛と憎しみは紙一重なのだと思い知らされますね…。

wcbstv.com - N.Y. Doctor Demands Wife Give Back Donated Kidneyより

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