あったら怖い、こんなウソ発見器
嘘発見器は、現在では法廷での証拠能力は認められておらず、科学的な根拠も否定的ですが、容疑者を尋問するときの威圧道具としては役に立っているそうです。
本当に嘘を発見してくれる機器があるならさぞかし便利だと思っていましたが、もしかしたら不都合な面もたくさんあるかもしれない…、というジョークをご紹介します。
ある時、父さんが家にロボットを連れてきた。
そのロボットは特別で、ウソをついた人の顔をひっぱたくって言う物騒な代物らしい。
そんなある日…。
僕は学校から帰宅するのがかなり遅くなってしまった。
すると父がこう尋ねてきた。
「どうしてこんなに遅くなったんだ?」
僕は答えた。
「今日は学校で補習授業があったんだよ」
すると驚いたことに、ロボットが急に飛び上がり、僕の顔をひっぱたいた。
父は言った。
「いいか、このロボットはウソを感知して、ウソついた者の顔をひっぱたくのさ。さあ、正直に言いなさい」
そして父がもう一度聞いてきた。
「どうして遅くなったんだ?」
僕は本当のことを言うことにした。
「映画を見に行ってたんだ」
父はさらに聞いてきた。
「なんの映画なんだ?」
「十戒だよ」
これに反応して、ロボットがまた僕の顔をひっぱたいた。
「ごめんなさい…父さん。実を言うと『Sexクイーン』ってのを見てたんだ」
「何て低俗な映画を見てるんだ、恥を知れ!いいか、父さんがお前くらいの頃は、そんな映画を見たり態度が悪かったことなんて無かったんだぞ」
するとロボットはきつい一発を父に食らわせた。
それを聞いていた母が、キッチンから顔を覗かせるとこう言った。
「さすが親子ね、あなたの子だけあるわ」
母も顔をひっぱたかれた。
嘘はよくないですが、世の平和のためには、嘘発見器の存在もよくないかもしれません。
こんなロボットがあったら、みんな一週間も経たずして顔が腫れ上がりそうです…。
Laugh IT Out: Lie Detecting Robotより
日本実業出版社
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手元にあると心強い一冊
嘘を見破れるかどうかは結局その人次第
非常にわかりやすい本
心理学ですね