グランドキャニオンの崖から車が落下…他の崖に引っかかり助かる
米国のグランドキャニオンは、ユニークな地層が連なる峡谷ですが、ある男性の運転する車がその崖の上から落ちてしまいました。
絶望的な状況ですが、奇跡的にも別の崖に引っかかり九死に一生を得たそうです。
34歳のダニエル・ライオンズさんは、コロラド州の国定史跡となっている崖から40メートルほど転がり落ち、完全に大破する前に岩棚に引っかかりました。
公園の森林警備隊や消防局を含む50人ほどが救助に当たったそうです。
事故は夕方に起こり、ライオンズさんは緊急通報用の番号で助けを求めました。
警備隊やボランティア消防士たちは、ライオンズさんの指示通りに捜索した結果、車を発見し、道路を完全封鎖して救助が行われたようです。
彼はヘリコプターで近くの病院に運ばれ、回復しつつあるとのことです。
事件当初、緊急の連絡が入ったときには、彼は事故で崖から誤って落ちたと伝えたようですが、道路にブレーキの跡や滑った跡がないことから、事故・自殺未遂の両面で調査中だそうです。
国立公園の管理人であるジョーン・アンツェルモ氏は、「残された状況から、自殺目的と思われるところがいくつかある」としながらも「助かったのは奇跡で、命を落とさずによかった」と伝えています。
この地域は自殺スポットとして問題となっており、警備隊などが年に10人以上を救助しているそうです。
真相はまだわかりませんが、この崖から車ごと飛び降りて助かるのは、まさに死神からは見放されていると言えそうです。
Nothing To Do With Arbroath: Motorist teeters on cliff edge after canyon plungeより
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