72歳のおばあちゃん、とんでもない猛ダッシュで10代の泥棒を追いかけ取り返す
不届きな若者がお年寄りを狙う犯罪はよくありますが、最近のお年寄りをあなどってはいけません。
10代の子にかばんを盗られた72歳のおばあさんが、走って追いかけ取り戻したのです。
この盗みを働いた少女にとって不運だったのは、72歳のハーストさんが17歳のときに全英大会の100ヤード走に出場し、ファイナリストに輝いたという経歴の持ち主だったことでした。
ハーストさんは劇場に向かう途中で道に迷い、3人の10代少女たちに道を尋ねて案内してもらったところ、そのうちの一人が突然ハーストさんのハンドバッグを盗んで走り去っていったのです。
「急に18歳になったような気がして、アドレナリンがあふれ出すのを感じたわ」とハーストさんは言い、年月が昔へと遡った気持ちになったそうです。
もちろん少女は先に走り始めたのですが、70ヤード(約64メートル)を15秒くらいのペースで走り、あと数歩まで近づくと少女は振り向いて、観念したのかハンドバッグを落として逃げて行ったそうです。
ハーストさんが車に戻ると、他の二人の少女が友達のしたことを謝ったそうですが、「友達を選ぶように」とだけ言って、警察には通報しなかったそうです。
思ったより息切れしなかったこと、かばんが戻ってきたことを喜んでますが、後で自分の娘から危険なことをしないようにお説教されたとのことです。
さすがに翌日は筋肉痛になったそうですが、その原因はしっかりウォームアップしなかったせいじゃないかと、娘が冗談ぽく言ったそうです。
72歳が15,6歳に走って追いつく姿はなかなか圧巻ですね。
なんとも頼もしいスーパーおばあちゃんです。
盗んだ10代少女は、身も心も情け無いばかりの結果となりましたが、このおばあちゃんを見習って更正してほしいものです。
Teenage handbag thief outpaced by 72-year-old ex-sprinter - Telegraphより
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