義足の代わりに実際に泳げるマーメイドの尾を作ってもらう
Weta Workshopと言えば、ロード・オブ・ザ・リングなどの映画で特殊効果の設定を製作している会社です。
子どもの頃に病気で両足のひざ下から先を切断したニュージーランドの女性が、長年の夢だったマーメイドの特殊スーツをWeta Workshopに作ってもらったそうです。
両足のないナディアさんは子供の頃、他の子にどうして足が無いのか尋ねられたそうですが、そのとき彼女は「私はマーメイドだからよ」と答えたそうです。
その思いはずっと頭から離れず、2年前、ニュージーランドのWeta Workshopに泳ぐことのできる人魚の尾びれを作って欲しいという手紙を出しました。
すると許諾の返事が来たのです。
ウェットスーツとつながったこのマーメイドの尾によって、彼女はうまく泳げるそうです。着心地も良いらしく、本物そっくりのマーメイドにも見えます。
WETAでは以前にもピーターパンの映画で人魚の尾を作った経験がありますが、そのときは短い撮影のものだったので、材質にはそれほどこだわりませんでした。
しかしこの義足ならぬ義尾は2年をかけて作り上げたそうです。
WETAでは義足利用者の間で人気が出るかどうか分からないと言いながら、10年も経てばマーメイドが市民プールで泳いでいる時代も来るのではないかと伝えています。
人魚にあこがれる人は多いですが、着心地もよく泳げてしまうなんて凄い技術ですよね。
Effects shop fulfills amputee's mermaid dream | Crave - CNETより