「痩せてたらデブの気持ちがわからない!」ジムのトレーナーが45kgの体重増加に挑戦
ジムのトレーナーは、ダイエットに励む人々を手助けしたり、運動のしかたを教えてくれます。
彼らの大半はスリムだったり、筋肉ムキムキだったりと、いかにもダイエットの先生という体型をしています。
ところがオーストラリアのあるフィットネストレーナーが、「それでは太っている人の気持ちはわからない」と、45kgの増量にとりかかったそうです。
フィットネスのトレーナーであるポール・ジェームスさん(32歳)は、東京やミラノでモデルをしたことがある見事なプロポーションの持ち主でしたが、ジムで太っている人の気持ちがわからず、肥満を体験してみようと思い立ちました。
80キロほどだった体は、現在100キロまで増えたそうで、目標の127キロになるまで止めないそうです。
体重を増加させるため、串焼きのケバブや、パスタ、クリームソース、チョコレート、高カロリーな炭水化物の食事にせっせと励んでいるそうです。
運動は一切せず、ビールを毎晩のように飲み、目標の体重には3月に達する予定です。
目標の体重127kgに達したらそれを6月まで持続させ、今度はそこから10月までに痩せるつもりとのことです。
それが可能であることを他のジムのメンバーに見せたいと彼は言います。
彼は常々、ジムに来る人々に「体重を減らすことは難しいことではない」と言い続けてきましたが、どうしても太っている人々を理解できないポイントがあるらしく、この試みを考えたのだそうです。
ジェームスさんは健康診断を毎週受けていますが、糖尿病の専門家は、このようの急激な体重の増加は高血圧や糖尿病になる危険があると警告しています。
熱心なトレーナーではありますが、モデル時代の完璧な体型から127キロの肥満体型になってしまうのはインパクトがあります。
これがまた元の体に戻れば、実に説得力のあるトレーナーとなることでしょう。
Fitness trainer piles on seven stone to understand fat clients - Telegraphより
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